2005年8月4日にスティーブ・ジョブズ氏が開始を宣言した、iTunes Music Store(iTMS)のオープンから1年が経過した。その知名度から開始前には“黒船”とも称されたサービスについて、同社はどのような手応えを得ているのだろうか。来日した同社のクリス・ベル氏(iTunes プロダクト&ミュージック・マーケティング ディレクター)に話を聞いた。 アップルは“ミュージックカンパニー”でもある ベル氏: まず申し上げておきたいのは、iTMSにとってまず大切なのはアーティストであるということです。最近ではユーミンやスピッツの楽曲が配信開始されていますが、反応は非常に良好ですし、アーティスト側からiTMSで楽曲を流通させたいという要望を受けることも増えてきました。 iTMSにはフリーダウンロードのコーナーも設けていますので、利用者からすれば、これまで知らなかったアーティストを発見できる