宮崎駿監督最新作の「風立ちぬ」、公開から早一ヶ月が経ちましたが、皆様ご覧になりましたでしょうか? 私もこの前観ましたが、技術者の夢と戦争、現実と幻想などが入り混じりつつ、情緒的な雰囲気を出していた良い映画でした。 ところで、「風立ちぬ」が零戦設計者の堀越二郎の話、また「紅の豚」が飛行艇乗りの賞金稼ぎの話だったことからも分かるように、宮崎駿はかなりの軍事オタクです。それでいて平和主義者でもあるのですから、自身の思想と趣味にとてつもない矛盾を抱えた、恐ろしく業が深い人です。 こんな業を抱える前、若き日の宮崎少年はどんな人物だったんでしょうか。それを窺わせるものが、ネット上で話題になったことがありました。若き日の宮崎駿(17歳)の「世界の艦船」誌読者欄への投稿です。 世界の艦船 1958年5月号よりこの投稿は「世界の艦船」1958年5月号の読者欄に掲載されたものです。この投稿がネット上で話題にな