2020年1月27日のブックマーク (2件)

  • ふるさとの宝は失われていない—陸前高田市立博物館・文化財レスキューがつなぐ街の「心」

    4年前の東日大震災・津波で、人口約2万3000人の10パーセント近くを失った岩手県陸前高田市。街の記憶・歴史をつなぐ文化財レスキューの取り組みとその意義を、市の学芸員唯一の生存者が語る。 2011年3月11日—鮮明な記憶 あの日、私は、「陸前高田市海と貝のミュージアム」で貝類標管理のためのデータベースにデータ入力をしていた。午後2時46分、今まで経験したことのない大きな揺れを感じた。その揺れは6分以上も継続し、揺れが収まった後、館内の様子を見回り、その被害の大きさを目の当たりにした。 幸いにもその時間入館者はいなかったが、展示標はケース内でバラバラに散乱し、海の生き物たちの入った大型の水槽は倒れ、床は水浸しになっていた。当日勤務していた職員に、市役所に避難するように指示を出した後、再度、館内の見回りをしてから施錠して市役所に向かった。 市役所では駐車場と、道路を挟んだ公園に職員、避難

    ふるさとの宝は失われていない—陸前高田市立博物館・文化財レスキューがつなぐ街の「心」
    semimaru
    semimaru 2020/01/27
  • 運転免許を更新できなかった。 - Everything you've ever Dreamed

    運転免許の更新を、警察から送られてきたハガキで知った。世の中は変わっても、ハガキっつう更新お知らせの方法は変わっていない。数年に一度送られてくる変わり映えのないハガキが「生きてきたなあ」という実感を僕にもたらし、その実感は年々強くなっている。免許の有効期間を生きてきたという実感。たとえそれが、ただ、ぼんやり、何もしていないような、冴えない人生であってもだ。 二十数年前、免許更新ハガキを持った父が「明日の午前中、警察署まで送ってくれよ」と声をかけてきたのを僕は覚えている。だが、僕がどんな返事をしたのか、さっぱり思い出せない。「わかった」「めんどくさいなあ」たぶんそんな感じだ。僕の返事を受けた記憶の中の父の表情は、解像度の落ちたモヤモヤの影になってしまって、もうわからない。父が自分で運転していかないのが不思議でならなかった。運転手じゃないぞーという軽いムカつきもあった。免許の更新とは、明日の自

    運転免許を更新できなかった。 - Everything you've ever Dreamed
    semimaru
    semimaru 2020/01/27