イギリスの王室はどのように警護されているのか。ロンドン在住ジャーナリストの木村正人さんは「イギリス王室は国民との距離感を大切にしているため、『見せる警護』を最低限にしている。そのため、ジェームズ・ボンド型の腕時計などさまざまなテクノロジーを使って警護を工夫している」という――。 王族、皇族を狙った事件が頻発 安倍晋三元首相が街頭演説中に射殺された事件で要人警護のあり方が見直されている。週刊新潮によると、米ニューヨークでは小室圭さんと、小室さんとの結婚を機に皇室を離れた眞子さんの警備を地元民間会社に委託する案も浮上しているという。英国ではメーガン夫人とともに2020年に王室を離脱したヘンリー公爵(王位継承順位6位)が「以前と異なる警護は不当」と裁判中だ。日本の皇族や英王室の警護はどうなっているのか。 9月6日に静養先の英スコットランド・バルモラル城で交代する首相ボリス・ジョンソン、リズ・トラ