人間は一人一人にちがつた肉体と、ちがつた神経とをもつて居る。我のかなしみは彼のかなしみではない。彼のよろこびは我のよろこびではない。 人は一人一人では、いつも永久に、永久に、恐ろしい孤独である。 原始以来、神は幾億万人といふ人間を造つた。 けれども全く同じ顔の人間を、決して二人とは造りはしなかつた。人はだれでも単位で生れて、永久に単位で死ななければならない。 『月に吠える』序文より 萩原朔太郎 『人と人とは永久に分かり合えない』 そう言い切ってしまうとミもフタもない、けれどそれは本当のことだから仕様がない。大体自分で産んで育てているはずの子どもとですら朝、ヨーグルトが食べたいと言われて、よしきたヨーグルトな、と冷蔵庫からチチヤスの毎日快調ヨーグルトを取り出すと怒られてなんで何これがヨーグルトやんかと言う違うと言ってさらに怒られる。 「だ・か・らぁ、ヨーグルト!」 「せやからこれがヨーグルト