ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上) (新潮文庫) 作者: 塩野七生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (94件) を見る 読みました。カエサル対ポンペイウス、いよいよ大詰めです。 ローマ史でも武将としての才能を輝く二人。どちらが勝つか。 しかし、カエサル強し。著書の中のカエサルを見ていると、勝つ為に、人間の感情、お金、気候等を数値化して決断をしているのかと思うくらい鮮やか。その中で失敗もするけど、巻き返しが早い。しかも、色々な方向に向けて動けるから凄い。 戦闘でダメだったら政治で。政治がダメだったら戦闘で。場面場面にあった最適な一手を打っているような感じがする。本当、将棋みたい。遊んでいる。余裕もあるし偉大だ。 どうやったら、「人は見たいものしか見ない」とか、人を観察して考えきれる