「パッパラパッパ パッパラパッパ パーラパッパ パッパッパー、パッパラパッパ パッパラパッパ パーラパッパッパー」 テレビCMなどでおなじみの“あの音”が4月1日、商標として登録出願された。申請したのは、胃腸薬「正露丸」を手掛ける大幸薬品だ。 10秒ほどのレトロな風情のメロディーは、日本の旧陸軍の食事時間を知らせる「食事ラッパ」をモチーフにしたもの。ラジオCMを開始した1951年から、60年以上にわたって使われてきた。 今回の商標登録出願に、大幸薬品は並々ならぬ思いがある。というのも、「正露丸」という名称は大幸薬品の登録商標であるものの、「一般的な名称になっている」との判決が1974年、2008年に最高裁で確定。そのため、他社でも自由に商品名に使うことができ、大幸薬品以外にも和泉薬品工業など複数の会社が正露丸を販売している。 日露戦争後から多数の正露丸が共存 なぜ一般的名称になっているのか
![「正露丸のラッパ音」、商標出願に至る舞台裏](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c8b0792590be6368cb21dc2862e06fbd87a48454/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2Fe%2F1200w%2Fimg_ce1b6313c26912f777ece7739cbd6649191316.jpg)