10月13日、日本代表はイランと対戦し1-1の引き分けに終わりました。香川真司はトップ下で先発しましたが、本領...
1次リーグ敗退決定から一夜明けた25日。ザッケローニ監督が退任の意向を淡々と述べた。「今回のメンバーは私が選び、戦い方も戦術も私が決めたうえでの結果なので、責任はすべて私にある」。3年10カ月のチーム作りの結果を一身に引き受けた。 2010年夏。W杯南アフリカ大会で守備的な戦術で16強入りした日本は、さらに前進するため、攻撃的なチーム作りに定評のあるザッケローニ監督に指揮を託した。選手の俊敏性と技術を生かし、連動した素早い攻撃を軸に据えた新チームが始動した。 イタリア1部で優勝経験のある名将に期待されたことは、攻撃サッカーを磨き上げることだけではなかった。豊富な知識と経験に裏打ちされた戦い方の「引き出し」も求められた。 監督もそれは分かっていた。「カメレオンのように試合中に柔軟に表情を変えるチームを作りたい」。臨機応変に戦えるチームをめざした。 代名詞である3―4―3の布陣の導入に着手した
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