「いずれは世界一になるという高い志は持っている」――。スプリント買収を発表した2012年当時、ソフトバンクの孫正義社長は意気揚々と語っていた。が、米国の携帯電話事業で生じたさまざまな誤算が、明確な数字となって表れている。 1.8兆円を投じて傘下に収めた米携帯業界3位のスプリント。第3四半期(2014年10月~12月)決算では、商標権や固定通信事業の資産を対象に21.3億ドル(約2500億円)もの減損損失を計上し、営業損益は25.4億ドルの赤字に沈んだ。 ソフトバンクは会計基準の違いを理由に、この巨額減損を2014年度の第3四半期(2014年4月~12月)には反映しなかったが、2月10日の決算会見で孫正義社長は、「(ソフトバンクが適用している)国際会計基準では減損したくてもできないが、減損したつもりで経営すべきだ。厳粛に受け止めている」と神妙な面持ちで語った。 株価下落に格付け引き下げ スプ
交際相手の長女(当時2歳6カ月)に暴行を加え死亡させたとして傷害致死罪に問われた仙台市宮城野区の無職、西道口(さいどうぐち)和也被告(33)の裁判員裁判で、仙台地裁は16日、懲役9年(求刑・懲役10年)の判決を言い渡した。河村俊哉裁判長は女児の傷が写った生前の写真を証拠採用せず、検察側、弁護側双方が裁判長に異議を申し立てる異例の展開となっていた。 河村裁判長は公判前整理手続きで、女児の写真を不採用とした。裁判員の精神的負担を考慮したとみられる。一方、最大の争点は、量刑に反映される暴行の度合いだったため、検察側、弁護側は公判で証人尋問の際、女児の写真を裁判員に示すよう異議を申し立てた。 河村裁判長は異議を棄却し、写真の代わりに女児の傷のイラストを鑑定した医師らに描かせ、裁判員の手元で投影させた。 検察側は10日の論告で「傷がどれだけひどいか写真を見ていただきたかったが、残念」と異例の言
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