大阪市東成区の病院で2011年末、入院中の男性(当時62歳)の車椅子などに火を付けて死なせたとして、傷害致死罪に問われた無職川端達指(たつし)被告(62)に対する裁判員裁判の判決で、大阪地裁は8日、無罪(求刑・懲役10年)を言い渡した。長井秀典裁判長は「被告が現場の部屋にいたとする目撃証言は信用できず、犯人とは認められない」と述べた。 川端被告は11年12月25日午後、入院中の病院の一室で、男性の車椅子に結びつけられたシーツにライターで火を付け、男性に全身やけどを負わせて死亡させたとして起訴された。 看護師1人と患者2人が「被告が現場の部屋にいた」と証言したが、川端被告は捜査、公判段階を通じて無罪を主張し、弁護側も「証言は誘導された恐れがある」としていた。 判決で長井裁判長は、「被告は現場で消火活動に加わっており、目撃者が出火当時の記憶と取り違えている可能性も否定できない」と指摘。他の目撃
27日に東京で開かれた日本維新の会の執行役員会で、「大阪の改革に専念したい」として、いったん辞意表明した橋下共同代表(大阪市長)と松井幹事長(大阪府知事)。結局、続投が決まったものの、橋下、松井両氏は今後、国政から距離を置く構えで、2015年春の実現を目指す「大阪都構想」や、都構想が争点になる9月29日の堺市長選といった、おひざ元・大阪での政治活動に軸足を戻す「大阪回帰」が鮮明になった。 「とにかく、(大阪都構想の是非を問う)来年の住民投票に向けて全力投球したい」。約2時間続いた執行役員会の終盤で、橋下、松井両氏は、自らの辞任を切り出した。石原共同代表らが「絶対にダメだ」と翻意を促し、最後は多数決で続投を決めたという。 橋下、松井両氏が、国政からの一時撤退とも言える大阪回帰にかじを切る背景には、地域政党・大阪維新の会を結党した原点の都構想を実現する見通しが立っていないことがある。 都構想は
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