【読売新聞】 今年6月中旬、日産自動車が、独ダイムラー、米フォード・モーターと共同開発している燃料電池車(FCV)の量産化計画を当面、見送るとの報道があった。3社は2013年に共同開発を始め、17年にもFCVを発売する計画だった。か
西日本豪雨の被災地で、養殖魚が大量死したとの報告が相次いでいる。土砂に加えて淡水が大量に流れ込んだことが要因だ。 養殖魚の出荷額が全国首位の愛媛県では、宇和島市などでマダイ約4万2000匹が窒息死していることが確認された。塩分濃度の低下のほか、土砂がエラにつまったためとみられる。 宇和島市の吉田町漁業協同組合では、ハマチなどにも被害が出ており、判明した被害額は2000万円を超えるという。漁協職員の多くが被災し、救助活動にも取り組んでおり、「生き残った魚への給餌もままならない」(担当者)という。 県水産研究センターの鈴川健二・環境資源室長は「真水が流れ込むとプランクトンが増殖しやすくなり、赤潮が発生して被害が拡大しかねない」と話す。
文部科学省の私立大学支援事業を巡る汚職事件に絡み、受託収賄容疑で逮捕された同省前局長の佐野太容疑者(58)の息子を不正に合格させたとされる東京医科大学(東京)が、過去に不正合格させた受験生やその親の名前などが書かれた「裏口入学リスト」を作成していたことが関係者の話でわかった。東京地検特捜部は、同大側から複数のリストを入手しており、同大が不正入試を繰り返していたとみて調べている。 特捜部の発表などでは、同大の臼井正彦前理事長(77)は、佐野容疑者に同省の私大支援事業の選定に便宜を図ってもらうよう依頼。その見返りとして、鈴木衛(まもる)前学長(69)とともに、今年2月の入試で佐野容疑者の息子の点数を加算して合格させるよう学内で指示したとされる。2人は特捜部の任意の事情聴取にこうした経緯を認めている。
運転を見合わせた東武東上線の車内から線路に降りる人たち(5日午前9時50分、東京都板橋区で)=菅野靖撮影 5日午前7時55分頃、東京都板橋区の東武東上線東武練馬―下赤塚駅間で停電が発生し、池袋―小川町駅間の上下線で運転を見合わせた。池袋駅などのターミナル駅では他社線に乗り換えようとする通勤客らで大混雑した。 東武鉄道によると、乗客の男女2人が体調不良を訴え、このうち20歳代の女性が救急車で病院に搬送された。停電の原因は分かっていないという。約6時間半にわたって上板橋―志木駅の上下線などで運休が続いたが、午後2時20分頃、全線で運転が再開された。 東武練馬―下赤塚駅間では電車が踏切の近くで停車。乗客は、電車のドアを開けて滑り台のように立てかけた長いすを使って線路上に降り、約400メートル離れた下赤塚駅まで歩いて移動した。
スマートフォンに映る夫の写真を眺め、次に会える日を待ち望むアラファートさん。夫が「第1夫人」の家にいる時は、電話しないのが妻同士のルールになっている(6月21日、サウジアラビア東部で)=倉茂由美子撮影 世界で最も男女平等が遅れた地域と言われる中東やアフリカのイスラム圏。サウジアラビアで女性の運転が解禁されるなど変化の動きも出てきた。独自の文化や習慣の中で、時代の移ろいに揺れる女性の姿に迫る。 「お前が一番だ」とは言わない。プレゼントは同じ物を贈り、夜は日替わりで順番に過ごす――。サウジ東部に住むイブラヒムさん(65)が、4人の妻と円満に暮らすコツを打ち明けた。現在の収入は月7000リヤル(約20万円)で、「4人を愛するにはお金も体力も必要だ」と付け加えた。 イスラム教の聖典コーランは、男性に最多で4人の妻帯を認める。戦争で夫を亡くした妻らを救うため7世紀、教えが広まった。教義に厳格なサウジ
東京都北区の元職員が死亡した住民の生活保護費をだまし取っていた疑いが強まり、警視庁は、元職員(懲戒免職)の40歳代の男について、詐欺容疑で逮捕状を取った。4日にも逮捕する方針。 捜査関係者によると、元職員は区生活福祉課のケースワーカーとして勤務していた昨年4~10月頃、自分が担当していた生活保護受給者の男性3人がそれぞれ死亡したことを伏せて、区から生活保護費計約200万円を詐取した疑い。 男性3人は生前、生活保護費を現金で受け取っていた。元職員は3人が死亡後、生活保護の給付担当者に「本人は体調が優れず窓口に来られない。自分が届ける」などとうそを言って現金を受け取っていたという。 区によると、元職員は、死亡した区民計7人の名義で総額約3000万円を着服した疑いがあるという。同区は6月、元職員を同庁王子署に刑事告訴し、懲戒免職にしていた。
経営する整体院で女性客の下半身を盗撮するなどのわいせつ行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた奈良市松陽台、整体師・佐々木雅士被告(45)の初公判が2日、奈良地裁(中山登裁判官)であり、「間違いありません」と起訴事実を認めた。捜査関係者によると、約4年前に開業した整体院で、施術と客に信じ込ませ、わいせつ目的で盗撮するなどしていたといい、被害者は100人に上るという。 起訴状によると、佐々木被告は昨年12月~今年2月、生駒市の整体院で、20~40歳代の女性客3人をうつぶせにさせ、「オイルマッサージ」の施術と思わせて、下半身を撮影するなどのわいせつ行為をしたとされる。 この日、佐々木被告はネクタイに黒色スーツ姿。前を見据えて検察側の冒頭陳述に耳を傾けた。 検察側は盗撮の手口について、オイルマッサージに使うオイルが入った容器に小型カメラを取り付け、足先から撮影していたことを明らかにした。「今
食品大手・日清食品は、埼玉県神川町と群馬県藤岡市にまたがる下久保ダムをデザインしたインスタント焼きそば用の湯切りプレートをオンラインストアで販売している。焼きそばのカップに取り付けると、麺の湯切りが、ダムの放流のように見える。 日清食品ホールディングスによると、プレートは「日清焼そばU.F.O.」専用で、限定1500枚。プラスチック製で、下久保ダムの放流を正面から撮った写真が使われている。「手間と捉えられがちな湯切りを楽しんでほしい」と、「ダムマニア」の宮島咲氏の監修のもと、全国約2750基のダムから下久保ダムなど3基を厳選した。 今年1月に第1弾として発売された山形県の月山ダムなど3種類は即日完売。今回は、20日の発売から25日までの間に、すでに半分が売れた。 1枚216円(税込み)。購入にはオンラインストアの会員登録が必要になる。問い合わせは、日清食品グループお客様相談室(0120・9
兵庫県明石市の公園管理事務所で、複数の市職員が勝手に持ち込んだフィットネス機器でトレーニングをしたり、わいせつDVDを見たりしていたことが市の調査でわかった。市は職員らが事務所を私物化し、業務を怠っていたとみて処分を検討する。 事務所は同市船上町にあり、市によると課長級の所長ら職員約20人が所属。公園の遊具保全や樹木の剪定(せんてい)など管理業務を担当している。 市の調査では、複数の職員が事務所の車庫などに、▽腹筋を鍛える運動器具▽バランスボール▽自転車型の運動器具▽体幹を強化する乗馬型フィットネス機器――などを持ち込み、トレーニングをしていたことが判明。食堂には私物のDVDプレーヤーやわいせつDVD、ギターも持ち込んでいたといい、勤務中に使用していた可能性があるとみている。所長は機器などの持ち込みを把握していなかったという。
親の年収や学歴が高い家庭の子供ほど学力が高い傾向が続いていることが27日、文部科学省の調査でわかった。2013年に初めて実施した前回調査と同様の結果で、家庭の経済状況が学力の格差に影響している状況が鮮明になった。一方、子供に自制心や忍耐力などをつけるよう親が働きかけることで、年収などにかかわらず、学力を高められる可能性があることも指摘された。 調査は、文科省の委託を受けた浜野隆・お茶の水女子大教授(教育社会学)らのグループが実施。昨年4月に小学6年生と中学3年生計約203万人が受けた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、抽出した参加校約1850校の保護者約12万人へのアンケートと合わせて分析した。
仮想通貨「ビットコイン」(BTC)の大手取引サイトを運営し、破産手続き中のマウントゴックス社(東京)について、東京地裁は22日、破産手続きを中止し、民事再生の開始を決定した。 同社は2014年2月、多額のBTCの消失などで負債が膨らんだとして民事再生法の適用を申請したが、同年4月に地裁は棄却。破産手続きの開始を決定した。 その後、1BTCあたりの価格が約5万円から100万円程度にまで高騰。破産開始時に同社が保有していたBTCの価値は約100億円だったが、昨年の時点で約2000億円に膨れあがった。 一方、破産開始時に債権者らが保有していた債権総額は約460億円。破産手続きでは破産開始時の資産が債権者に現金で配当されるが、民事再生手続きが適用されればBTCで支払いを受けられる可能性があることから、一部債権者が昨年11月に民事再生手続きへの変更を申し立てていた。
子ザルを抱く雌ザル(左)。生まれた当初は、祖母ザル(右)が抱いて離そうとしなかった(島根県大田市の代官山動物園で) 島根県大田市大田町の代官山動物園で昨春、生まれるはずのない赤ちゃんザルが誕生した。繁殖を制限するため約6年前、すべての雄に去勢手術を行っていたからだ。祖母ザルが母ザルから赤ちゃんザルを奪って子育てを始めたため、一時は成長が危ぶまれたが、飼育員の世話で元気に育っている。 1957年に完成した同園は、シカやヤギ、アライグマなど約10種類を飼育。市の指定管理者で公益財団法人「市体育公園文化事業団」の飼育員2人が世話をしている。 家族連れなど来園者に人気なのが、ニホンザル9匹(雄5匹、雌4匹)だ。約6年前は26匹いたが、繁殖を制限するため全ての雄に去勢手術を行い、その後、仲間同士のけんかでけがをするなどして8匹にまで減っていた。 昨年3月、飼育員の祭田耕三さん(79)が世話をしようと
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