1950年代当時、ギブソン・レスポールはジャズ・ギタリストに愛用されていたが、テレキャスターやストラトキャスターをジャズで使用するギタリストはいなかった。そこでレオ・フェンダーは、ジャズに対応できるギターの開発に着手する。「ジャズマスター」という名称はこれに由来している。座っても立っても安定するオフセットウエストと呼ばれる左右非対称のボディシェイプ、トレモロアーム使用時の調律安定のために前後に可動して弦高調整も可能なブリッジなど、多くのアイデアが取り入れられた。 ジャズに対応できるギターとして開発されただけあり、ジョー・パスなどのジャズ・ギタリストに愛用されていた。フロント・ピックアップからは、ギブソン製のギターにも似たジャジーなサウンドを発する。実際の音は、ジョー・パスのPacific Jazzレーベル時代の演奏で聴くことができる。リア・ピックアップからはかなりワイルドなサウンドも出せる
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