話題騒然の「アベノミクス」における経済政策3本柱のうち、「民間投資を喚起する成長戦略」の中に、「クール・ジャパン」という政策がある。 経済産業省が「クール・ジャパン室」という部局(経済産業省製造産業局クール・ジャパン室)をつくり、文化産業を日本の戦略産業分野として海外に発信、人材を育成してゆく、という発表をしたのは、今回の安倍政権より前、民主党政権下の2010年のことだった。 クール・ジャパンに日本食も登場
国民食として君臨するラーメン。そのスープの1滴、麺の1本から、戦後の経済史、社会史、メディア史を見通す。速水健朗氏の新著『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)は、ラーメンとナショナリズム、グローバリゼーションとの葛藤を詳密に読み解いた意欲作だ。3年半に及ぶ執筆期間に、いかにして論考を熟成させ、論点をトッピングしていったのか――著者の速水氏に伺った。 ラーメン文化を支えるのは評論家? ヤンキー? ――新著『ラーメンと愛国』は、ラーメンを通して戦後現代史をなぞる、知的興奮に満ちた1冊です。10月18日という刊行タイミングは、ラーメンガイドブックのリリースラッシュともちょうど重なりました。速水氏の読者層以外のラーメンフリークからも反響があったのでは? 速水健朗氏(以下、速水氏)■いやいや(笑)。「ラーメン」と冠した本ではありますが、激ウマなラーメン屋の情報についても書いていませんし、ラーメン史にエ
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