交通事故に遭う確率と、どちらが高いか 宝くじの1等に当たる確率を、みなさん考えたことがありますか。なんとなく、あの行列に並んでいるとき、「確率が低いのはわかっている、けど、夢を買っているんだ」などと思って済ませてはいないでしょうか。 冷静に考えてみましょう。 ジャンボ宝くじは1ユニット、つまり1000万枚あたり1等は1本です。1枚買ったとすると、1等の当せん確率は1000万分の1です。1年で5回ジャンボ宝くじが発売になりますから、1回でも1等に当たる確率は、1000万分の5となります。 交通事故で事故死する確率と比べてみると、近年の交通事故死者数は毎年だいたい4000人です。人口を1億2000万人とすると、交通事故死の確率はおよそ3万分の1。宝くじのケースと分母を揃えると、1000万分の333となります。 実際には宝くじにはいろいろ種類がありますし、複数枚買うことも多いでしょうから、当せん