新薬の研究開発は早くて10年、あれやこれやで15年くらいかかることもざらにあります。これをどうしたら少しでも短くできるかというのは、この業界の永遠の課題のひとつです。たとえ10年としたって、最低2回のうるう年があるから3652日もあるわけで、これを3651日にすることはできるはずでしょう?きっと3650日にすることだって可能なはず。いや3640日くらいだってできるのでは・・・と考えたくなるわけです。 あの究極の100メートル走の世界記録だって、10秒を切って久しい今もなお100分の何秒という単位で更新され続けているわけです。3650日を5%くらい削って3467日くらいにすることは十分可能なはずです。 なぜそんな細かい日数にこだわるのか?考えてみてください、これがもし、今までに治療法がない難病に対する画期的新薬だったとしたら。その病気で毎日何人もの患者さんが命を落としているとしたら。1日も早