パブリッククラウド利用の目的として、最も典型的なのがコスト削減だろう。ただしパブリッククラウドを利用することによって、コストをぎりぎりまで切り詰めていこうとすると、やっかいな問題に直面する。取材で浮かび上がったのは、「ピークに合わせたリソースを確保したままになる」「ベストなクラウドサービスが短期間で入れ替わる」「クラウドサービスが過剰品質である」という三つの無駄である(図5)。これらがコスト削減の効果を妨げる。 これらの無駄を取り除くにはどうしたらよいのか。以降で一つずつ、現場の工夫を見ていこう。 仮想マシンのアイドル時間をなくす 電化製品を使い終わったらすぐスイッチを切るのは、省エネの基本。同じことは、パブリッククラウドの利用についてもいえる。パブリッククラウドでは、処理負荷の増加に合わせてリソースを柔軟に増やせる。例えばAWSでは、1時間刻みの課金メニューを選ぶことができる。必要な分だ
IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)オープンソフトウェア・センターは、クラウドコンピューティング構築へのオープンソースソフトウェア(OSS)1 およびオープンな標準2 の適用可能性調査を、4件のテーマにおいて実施しました。今般、そのうち以下2件の報告書がまとまりましたので、オープンソース情報データベース「OSS iPedia3(オーエスエス アイペディア)」から公開しました。 OSS仮想化機構KVMについての調査: http://ossipedia.ipa.go.jp/doc/207 アプリケーション実行基盤としてのOpenJDKの評価: http://ossipedia.ipa.go.jp/doc/208 IT投資効率の拡大への期待、ITシステムの省エネルギー化への期待などからクラウドコンピューティング技術に対する関心が高まりつつあります。また、先行している事例にお
24日、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は、「クラウド・コンピューティング社会の基盤に関する研究会」報告書を公開した。 本報告書は、IPA内に設置した「クラウド・コンピューティング社会の基盤に関する研究会(座長:筑波大学大学院 加藤和彦教授)」における発表や議論、および実施したアンケート等の調査結果を踏まえ、研究会委員とIPAによって取りまとめたもの。 本報告書の主な内容は、以下のとおり。 1.クラウドとは何か(クラウドの定義、本質など) 2.クラウドの成り立ちと現状について(欧米各国と日本における展開、技術の解説など) 3.クラウドの利用形態や産業・社会への浸透の具体的なイメージ(クラウド導入に関するユーザ別のメリット・デメリットなど) 4.クラウドの導入事例とユーザ側の意識・懸念材料(日本における具体的なクラウド導入事例、アンケート調査や中小企業の聞取り調査からみたクラウドの優位
日経電子版の総合投資・金融情報コーナー。株式・為替から債券、商品、新興国市場など国内外の最新マーケット情報はもちろん、第一線の記者による分析・解説記事を豊富に提供します。企業の最新ニュースや詳細な株価・財務データを提供するオンライン版の「日経会社情報」、チャートや銘柄管理ツールなどの便利な機能も充実しています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く