2022年は世界的なインフレの影響で、私たちの身の回りのあらゆるものの価格が大きく上昇しています。にもかかわらず、給料が上がっていないため不安を感じている人も多いでしょう。実際、日本経済は1990年代のバブル崩壊以降低迷。「失われた30年」と呼ばれるなかで、給料はなかなか上がりにくいのが現実です。では、世界主要各国と比べて日本の平均賃金はどのくらいの水準なのでしょうか? OECD(経済開発協力機構)のデータをもとに紹介します。 2021年の日本の平均賃金はG7の中で最下位 OECDのデータによると、2021年の主要国の平均賃金は次のグラフのようになっています。 ●OECD各国の平均賃金(2021年・ドル換算) OECD各国の中で最も平均賃金が高かったのは米国で、74,738ドルでした。以下、ルクセンブルク、アイスランド、スイス…と続いています。OECDの平均は51,607ドルですが、日本は