車を運転する人もしない人も、街でたくさんの道路標識を見かけると思います。中でもこんな標識に見覚えはないでしょうか。 山道や急な坂道で見かけるこの標識、これは「道路の登り勾配(水平面に対する傾き)が9%」であることを意味しています。 ん……? 傾きだから9度――じゃなくて、9%? 「%」で表されるとなんだかよく分からないような気もしますが、この「9%」という数字は、「100m水平に進んだときに何m登る(あるいは下る)か」を示しています。 例えば、傾き45度の坂があると、100m進むうちに100m登るので、勾配100%となります(もちろんこれでは急すぎて、とてもドライブはできないのですが)。 勾配9%というと、角度的には5度くらいに相当します。9度ではないのがミソですね。 実はこの勾配の考え方は、三角関数、サイン・コサイン・タンジェントのタンジェントに相当しています。 詳しく書くと、tan 4
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