佐野市の中学3年、大橋樹夏(みきな)さん(14)が今月17日から行方不明となり、家族がチラシを作成して行方を捜している。樹夏さんは置き手紙を残しており、県警は家出の可能性が高いとみている。県警から17日に埼玉県春日部市、22日に同県川越市にいる可能性が示唆され、両親は川越市でチラシを配布、懸命に情報提供を呼びかけた。(斎藤有美) ◇ 樹夏さんは16日深夜~17日早朝、自宅から姿を消した。「今回の家出は本気。もう帰らない」という置き手紙が残されていた。内容は、父親(57)の厳しい教育方針や進路についての意見などに反発し、「将来も、生活も、勉強も、ましては恋愛もぜーんぶしばられる人生なんてもういやだよ」とA4判1枚に小さな字でびっしりと書いている。 ただ、1年前の中学校の立志式の手紙では、重い病気をしたときに懸命に支えてくれた家族、とりわけ父親に感謝の言葉をつづっている。 樹夏さんは、