ストーリー by makeplex 2009年07月29日 14時34分 量子コンピュータ実現まであと何歩? 部門より NTTと東京工業大学は7月27日、複数の二量子ビット演算が可能な「多機能量子演算素子」の開発に成功したと発表した(プレスリリース)。 近年研究が盛んに進められている「量子コンピュータ」では量子ビットを利用してデータの表現や演算を行っている。量子に対する操作には加算や乗算に用いられる「制御反転演算」や、量子が持つ情報を交換する「交換演算」などがあるが、従来の量子演算素子ではどちらか1つの演算しか行えなかった。今回開発された多機能量子演算素子は、複数の二量子ビット演算を1ステップで実行できるものとなり、量子コンピュータの実現に向けての大きな一歩となるようだ。