体内にあるがん細胞は、ぶどう糖を栄養として消費し増殖する。炭水化物などは消化によって糖質に変わるが、食品中の糖分は消化の必要がないためエネルギーを使わないまま腸から吸収されてしまう。 「体が冷えると免疫の働きが低下し、がんが増加しやすくなるため、甘くて冷たいものは、がんが好む食事といえます。糖分の多いお菓子や飲み物などは、がんに餌を与えているようなものです」 と話すのは、『がんの嫌がる食事』(創英社/三省堂書店)などの著書がある、日本薬科大学学長の丁宗鐵(ていむねてつ)さんだ。 他にも高カロリーなものや糖分の高い果物、体を冷やす生野菜にも注意が必要だ。 「野菜は加熱すると栄養素が失われるといいますが、実際に体内への吸収率が高まるため、生で食べるよりも効果があると私は考えています。それと最近の果物は糖度が高いので、果物=ヘルシーと一概にはいえなくなっています。また、乳製品には糖分も油脂も多い
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