「東京タワー」は2018年に開業60周年を迎える。運営している日本電波塔で広報・ライセンス管理を担当する清水綾子さんはタワーのブランドイメージを守り、知的財産権をコントロールする仕事を一手に担う。前任者のない仕事で結果を重ね、周年プロジェクトのリーダーにも抜擢された35歳に、米国での勤務経験から得た「働き続けるためのポリシー」を聞いた。 ◇ ◇ ◇ 唯一無二の存在「東京タワー」の価値を守る仕事東京タワーは2018年12月に開業60周年を迎えます。3月3日には高さ250メートルの特別展望台が「トップデッキ」と名称を変え、新アトラクション「トップデッキツアー」がスタートするなど、様々な周年プロジェクトが進行中です。私が勤める「日本電波塔株式会社」は民間企業でありながら、多くの人に愛される東京タワーという唯一無二の建造物を管理・運営しています。そこで働く私たちも「東京タワーは富士山と同じく、