IT部門が消滅し、一人残されたIT担当者の奮闘を描いた「ひとり情シス顛末記」。この実話の当事者である著者が、読者から質問に答える。今回はなかなかタッチーな問題、ひとり情シスの担当者の判断は本当に正しいのかについて語る。もし担当者が悪意を持ったらどうなる。当事者である成瀬氏には答えにくい疑問だが、回答やいかに。 ひとり情シスでは、全ての事を自分一人で判断しなければならないから、プレッシャーも大きいはずで問題を先送りにしたくなる時はないのか。技術面で相談する相手がいないのは辛い。判断に迷った時、成瀬氏はどうやって決断しているのだろうか。それと、こう言っては失礼だが、ひとり情シスが全権を持ち相互牽制が働かないのは、企業にとって大きなリスクに思えるが。 一人で作業をしていると、自分の判断が正しいか悩むことが多い。だからこそ多くの情報が必要になる。「自分が行っている事が正しいか迷わないか」「技術的に