「 【文字入力と字形の保護】1.プロローグ」で挙げたInDesign CS3での挙動についてなんでやねんDTPの大石さんからコメントをいただきました。 自分がエントリを起こした環境ではAdobe Ming Stdにフォントが置き換わったのですが、「CS3でも小塚明朝Pro Rに置き換わるのでは?」ということですね。 結論から言うと置き換わったフォントが異なったのは「CS5に付属の小塚明朝Pro RをインストールしているInDesign CS3ではSINGのグリフ拡張が効かない(読み込まれない)」のが原因のようです。 ちょっと脇道にそれますが、テストした結果をまとめてみます。 まず始めに小塚明朝Pro RのInDesignでの特殊な仕様を説明します。 実は小塚明朝・ゴシック・りょうゴシックの一部ウェイトはSINGによってグリフ(字体)が拡張されています。 これはInDesign CS2以降を
InD-Boardの「字形について」というスレッドで話題になっていた「SINGで拡張された小塚Pro」の文字化けについて、InDesign CS4と小塚明朝Pro Rで検証してみた。 再現性にあいまいさはあるが、次のように言えそうだ。SINGで拡張された小塚Pro書体において、グリフXがSING拡張分ではなく(CIDが15443以下)、なおかつグリフXの親字PがSING拡張分であり(CIDが15444以上)、なおかつ親字Pの符号位置が基本多言語面の範囲外(Unicodeスカラ値が5桁)である場合、ドキュメントを保存して閉じた後に再び開くと、グリフXが親字Pに化けることがある。 わたしの環境では、字形パネルからダブルクリックで入力して(コピー&ペーストや書体の変更などをせずに)すぐに保存し開き直した場合、前項の条件を満たすものは100%化けた*1。 下図は、化ける文字のリスト*2。グレー枠の
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