10月7日、アベノミクスの「不協和音」を市場は警戒し始めている。円安への警戒感をにじませる安倍首相に対し、黒田日銀総裁はメリットを強調するなど、当局者間で違いが目立ち始めているためだ。2013年2月撮影(2014年 ロイター/Shohei Miyano) [東京 7日 ロイター] - アベノミクスの「不協和音」を市場は警戒し始めている。円安への警戒感をにじませる安倍晋三首相に対し、黒田東彦日銀総裁はメリットを強調するなど、当局者間で違いが目立ち始めているためだ。景気や物価動向の不透明感は強まってきているが、円安を加速させかねない日銀の追加緩和に対し、市場の期待感は以前ほど高まらなくなっている。