日本で育った私は、子供の時から「値上がり」を実感したことがなかった。去年までは、大好きな500円の1コインランチをあちこちで楽しめたし、洋服や靴が高くなったと感じることもなかった。 投資にもあまり熱心ではなかった。「バブル崩壊でこの家の価値が急落した」と幼い頃から聞かされていたため、市場の影響を受けない貯蓄のほうが安心だと信じ込んでいた。それで問題はなかった。
モノの値段が上がらない「デフレ」に長年悩まされてきた日本で、消費者物価が今年4月、目標としてきた2%の上昇を示した。
岡山県倉敷市の自動車工場。 ここではふだん日産自動車と三菱自動車工業が共同開発した軽自動車をつくっています。 そんな工場の敷地内でことし5月、新車の発表会が開かれました。 お目見えしたのは、軽自動車とほぼ同じ大きさの「EV」です。 通常、メーカーは新車発表の場で“これまでにない特徴”をアピールします。 デザインだったり内装だったり、はたまた自動運転の機能だったり。 では今回、日産と三菱は何をアピールしたのか…。 軽サイズですから車体のコンパクトさはもちろんなんですが、会場を驚かせたのは、なんと言ってもその「価格」です。 EVはバッテリーのコストがかかるためガソリンエンジンの車と比べると同じグレードだと割高になり、400万円から600万円ほどの価格が主流です。 しかし、今回の軽サイズのEV。 国の補助金を使った場合、標準的なグレードではおよそ180万円。
「何も分かっていないのに理想論ばかり押し付けてくる」「深い考えもなく、思いつきの無理難題を部下にふっかける」。上司に対してこんな不満を抱いた経験はないでしょうか。 部下に慕われるリーダーを目指すなら、自分が不満を感じる上司を反面教師としたいものです。今回は「想像力」という観点から、ダメなリーダーにならないために意識したい思考法をご紹介します。 想像力がないリーダーと想像力があるリーダー 上司が理想論ばかり押し付けたり、やたらと無理難題をふっかけたりするのはなぜでしょう。その人に想像力がないからです。現実に実行するのはどれだけ大変なのか、どれだけ時間がかかるのかを想像できる人ならば、部下にこのような不満を持たれることはありません。 上司に求められる想像力を、筆者は「四隅の情報から、中身を想像できる力」と表現しています。想像力のないリーダーは、部下からもたらされた断片的な情報(四隅の情報)を基
車のおもちゃで「手で勢いを付けると、手を離しても走り続ける」仕組みがありましたよね。あれです。 けっこう無駄になっていた電力を救済 JR中央本線で使われる211系電車(画像:写真AC)。 JR東日本は2022年6月7日(火)、鉄道車両のブレーキ時の余剰電力を貯めておくため、沿線蓄電システムに、「超電導フライホイール蓄電システム」を導入する実証実験を行うと発表しました。 電車のブレーキは、物理的に車輪を抑えてつけて止めるブレーキのほかに、車輪の回転力を発電機に伝えて電力に変える「回生ブレーキ」を一般的に備えています。 回生ブレーキによって生まれた電力は、架線を通して、近くの別の電車へ回されることが一般的ですが、近くに電車がいない場合は、その電力は無駄になってしまいます。そこで、その電力を貯めておく蓄電装置を沿線に設置するのが、今回の取り組みです。 さらに今回は、電気の貯め方として、バッテリー
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