親が高齢の場合、親の資産状況を把握し「相続・贈与」について事前に話しておくことが大切です。しかし現実には「子に資産状況を教えたくない」「親にお金のことは聞きにくい」などと、さまざまな理由から資産状況を把握できていない家族も少なくありません。そこで今回、株式会社FAMORE代表取締役の武田拓也FPが、相続・贈与について対策していなかった親子の事例を交えながら、事前の対策方法を解説します。 “万が一の事態”が起きてからでは遅い…事前にしておきたい準備 親の認知症対策には下記の方法があります。 【代理人指名手続】【予約型代理人サービス】※金融機関によって名称はさまざま 口座名義人である本人が元気なうちに手続きすることで、銀行窓口やATMで手続きができなくなった時に、あらかじめ指名していた代理人(原則は親族)が本人に代わって手続きをすることができます。 代理人の指名手続きが完了した後も、これまで通
