「さくらのクラウド」では、HTTPベースで外部からクラウドの操作を行えるAPIが提供されている。APIを利用することで、スクリプトなどで仮想サーバの作成を自動化したり、監視・管理といった用途を行うカスタムツールを作成できる。今回はこのさくらのクラウドAPIの概要と、さくらインターネットが提供しているコマンドラインクライアント「sacloud CLI」を使ってさくらのクラウドAPIを利用する例を紹介する。 さくらのクラウドAPIとは? さくらのクラウドでは、仮想サーバや仮想ネットワークなどを作成するためのツールとして、Webベースで操作できるコントロールパネルが提供されている(図1)。コントロールパネルではGUIで容易に操作を実行できるが、たとえば多数の仮想サーバを作成する場合など、多くの処理を実行する場合は同じ操作を繰り返さなければならない。このような場合に便利なのがさくらのクラウドAPI