先の5月、私はMySQL 5.5系とMariaDB 5.5系の両方で発生した、原因不明の性能劣化バグに遭遇した(どちらも同じコードをベースにしているものだから、これはまったく驚くことではない)。これはオラクルとMariaDBプロジェクトそれぞれのバグレポートに対する対応の違いを比較する良い機会だと思ったので、まず5月31日、Oracleにバグレポートを送った。すると、それから24時間以内に彼らはバグを確認した。これにはちょっと驚いた。だが、それから、3か月の間、まったくその後の音沙汰はなかった。 そして7月25日、MariaDBはこのバグをOracle(MySQL)のバグレポートから自分たちのバグトラッカーにコピーした。MariaDBの開発者らはそこから一週間もかからずにこのバグを分析してパッチをコミット。その結果、MariaDB 5.5.33ではこの問題は修正されることになった。