米誌Forbesの記者が乗った車の後部座席でセキュリティ研究者がコンピュータを操作すると、走行中に急ブレーキがかかり、パワステも利かなくなった。 ブレーキをいくら踏んでも、エンジンがうなるばかりで車が止まらず、減速さえできない――。米誌Forbesが7月24日、車載システムのハッキング実験に関するルポとビデオを掲載した。 Forbesによると、自動車乗っ取りのデモを実行したのはTwitterのセキュリティ研究者チャーリー・ミラー氏と、米セキュリティ企業IOActiveのクリス・バラセク氏。米国防高等研究計画局(DARPA)から8万ドルの助成を受けて、自動車のセキュリティ問題を研究している。 実験には、Forbesのアンディ・グリーンバーグ記者が運転するFordの「エスケープ」とトヨタの「プリウス」を利用した。ミラー氏らは、両車に搭載されているソフトウェアをリバースエンジニアリングし、後部座
![ブレーキもハンドルも利かない――自動車ハッキングを実証](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7e51372d18138e90ed2c8d95d693065718b5e361/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_enterprise.gif)