カナダ国旗(2017年11月29日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / DON EMMERT 【3月22日 AFP】カナダ政府は21日、公共サービスの文書や記入用紙に「母」「父」という用語を使うのをやめ、今後は性別に区別のない「親」を使用するとの指針を明らかにした。 指針によると、公務員が市民の名前を扱う際にはフルネームを使用し、「ミスター」「ミセス」「ミス」を使う時には当人の希望を事前に確認することが求められるという。 ジャンイブ・デュクロ(Jean-Yves Duclos)家庭・子供・社会開発相のマチュー・フィリオン(Mathieu Filion)報道官はAFPに対し、カナダ政府が今後、全ての文書を「性別中立に」する意向だと述べた。 この方針はジェンダー(文化・社会的性差)や社会における平等拡大を推進する政府の姿勢とも一致している。カナダではジェンダーの平等を目指す動きとして