サウジアラビアの首都リヤドから、ペルシャ湾に浮かぶ小島バーレーン島までは車で3時間ほどだという。と言っても砂漠の高速道路を疾走してのことだそうだが。 厳しいイスラム戒律に従うサウジアラビアと対照的に、バーレーンは「ソフト・イスラム」の国だ。非常に分かりやすく言えば、アルコールを飲むことができる。 週末になるとサウジをはじめとして周辺のイスラム諸国から、ソフトなムスリムたちが集まってくる。女性も顔を隠す必要がない。 1月に動乱のあったチュニジア同様、厳密なイスラム国と西欧を橋渡しする、文化の緩衝地帯のような国だ。 そのために、2つの文化の間の矛盾もまた、緩衝地帯の国は背負い込まざるを得ない面がある。かつてのバーレーンは暴政が敷かれ、クウェート以上に危ない国と言われていた。 だが湾岸戦争以来、民主化を求める暴動が頻発するようになり、政治体制がここ20年、大きく変わる渦中にある。 バーレーンはま
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