ホームセンターに中国のハイアールのコーナーが続々と誕生。家電量販店は韓国・LGのスマートテレビに期待を寄せる。国内勢苦戦の間隙を突き、中韓勢が静かに売り場に忍び寄る。 小型の冷蔵庫や洗濯機など、これまでは“脇役家電”のイメージが強かった中国メーカーのハイアールが絶好調だ。日本の白物家電市場が停滞する中で、同社製品の今年1~4月の日本国内での売り上げは、前年同期比で40%増となっている。躍進の主な舞台となるのはホームセンターだ。 コメリは一部店舗でハイアールの専用コーナーを設けた。大きさの異なる冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機30品目をズラリと店頭に並べ、客に存在感をアピール。同社での昨年度のハイアール製品の売り上げは、冷蔵庫が前年と比べ9%増、洗濯機が同13%増となった。 専用コーナーはコメリ側が自ら仕掛けたもの。期間限定の売り場を含めると、ハイアール製品のコーナーを設置する動きは同社だけでなく全国