前回紹介した大阪的リトルプレスの聖地「シカク」。実はその途中に鮮烈な印象を与える建物がある。ちょうど中津商店街の入り口眼の前にあるのだが、とにかく真っ赤(正確には朱色だが)なのである。 ローカル色あふれる商店街の中でひときわ目立つその外見に引かれて入ってみることにした。それが今回紹介するブックカフェ「空夢箱」である(以下は2014年3月9日の記録だ)。 中も真っ赤の空夢箱。しかし、真紅というよりは朱色に近いので落ち着けないこともない。 こんな内装だから本棚にもさぞや尖った本が並んでいるかと思いきやそうでもない。小説もあればノンフィクションもある。幅の広い品ぞろえなのだ。ここでは具体的な書名を挙げるのは割愛するが、普段はなかなかお目にかかれないような本も置いてあったりするので一度行ってみることをお勧めする。 コミュニティーとしてのブックカフェ 空夢箱で面白かったのが、「ブックカフェ」であるこ
![大阪中津の真っ赤なブックカフェ「空夢箱」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/293fb0032c909fde3f6be79f010d3c8ee6a838e0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Febook%2Farticles%2F1501%2F24%2Fl_tnfigbsl001.jpg)