中期で見れば、公共サービスをあまり受けていない低所得の単身者も公共サービスの受益者になる可能性がある(写真:アフロ) (山本一郎:投資家、作家) 2019年に放送された「林先生が驚く初耳学!」において、林修さんがあたかも「低所得者は社会のお荷物」と主張したかのようにネットで発言を切り取られた件が問題になっています。さらに、「日本から出ていけばいい」という強い言葉のテロップもその部分が切り抜かれ、今なお中傷の対象となっています。 この件で、林さんは「この手のガセネタを流している人に法的措置を取るぞ」と発表しています。林修さん、そもそもそんな趣旨ではお話になってませんから、ブチ切れて法的措置をお考えになるのも分かります。 むしろいろんな意見がありますと穏当に語ったうえで、公共サービスにコストがかかっており、そのうえで私たちが暮らすにあたって「応分の税負担とは何か」という点について論考されたまで