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ブックマーク / hitotsunoishi.seesaa.net (8)

  • 電力の臨界隠し事件で思う情報公開のこと

    「続々見つかる電力の臨界隠し事件で思う臨界のこと」について 毎日新聞の元村記者が毎日新聞HPの「発信箱」で「第三の火」と題して、原子力業界の不祥事について論じていた。 「情報公開はすべてに優先する使命だ、そこで原子力を仕事とする一人一人に問いたい、半世紀もかけて何を学んできたのか。」との問いであった。 この問いについて私なりに答えてみたい。もちろん私は原子力に席を置くといっても一介のサラリーマンであるから、この業界の意見を代表するわけではない。一個の個人としての意見を言っても差し支えはないだろう。 この問いはなかなか重い。簡単な問いである。情報公開はもちろん大事である。原子力にいる私にとっても理屈ではわかっているつもりである。でも自分が実際あの発電所にいて正しい判断ができたか、と自問自答してみると怪しいものがある。 何が怪しいのか。正しい状況把握が難しいからである。果たしてこれは重大な問題

  • 続々見つかる電力の臨界隠し事件で思う臨界のこと

    「北陸電力の臨界隠し事件に思う」について つい数日前に上記の件で書いたら、今度は東電が1978年(昭和53年)に「臨界」事故があったと昨日報道していた。「事故」ではないと思うが、紛らわしいのでここでは事故と書いておく。 ところで臨界って何だっけ?インターネットHPの原子力百科事典ATOMICAで調べると以下のように書いてある。 『核分裂連鎖反応において体系内の中性子の生成と消失の均衡が保たれている状態をいう。有限の大きさの原子炉では、体系の表面からの中性子の漏れがあり、これを考慮した中性子増倍率を実効増倍率(k-eff)といい、臨界のとき1である。通常、臨界というときには即発中性子と遅発中性子の総量について考慮する。臨界に達するのに遅発中性子が必要なことを強調するときには遅発臨界という。これに対し、即発中性子のみで臨界になることを即発臨界という。臨界に達しない状態を臨界未満又は未臨界といい

  • 北陸電力の臨界隠し事件に思う

    毎日新聞3/15の夕刊に99年6月に北陸電力の志賀原発1号機での「臨界事故」について報道していた。 この「事故」は私がINES(国際原子力事象評価尺度)にしたがって評価したものではレベル1で「異常な事象」に相当すると思われ、「事故」とは言えないと思う。もちろんこれを国に報告せず隠していたことは言い訳できないものである。原子力の信頼低下となる事例と思う。 ただ、気になるのは、3/15の毎日新聞の夕刊の科学ライターの田中氏、久米元阪大講師、3/16のクローズアップ2007での京大の小出助手にコメントを求めていること。田中氏はよく知らないが、久米氏、小出氏は有名な反原子力派の人である。彼らのコメントは原子力の不安をあおるものであり、それを意図しているのかと勘ぐってしまう。原子力推進派と見られる日原子力技術協会、日原子力産業協会や日原子力学会等にコメント依頼はしたのか疑問に思う。賛成・反対の

  • 独創性の発想方法(その1)

    あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 さて、私は科学が好きで、科学に関するもいろいろ読んだ。それに基づいて数年前に独創性の発想方法について考えていた。その結果の一部についてまとめてみた。まだ未完であり、これから、改良していきたいと思うが素案としてみていただきたい。長くなりそうなので、何回かに分けて書く。 まずは(その1)として書く。 科学者は昔から「自然界はとても単純で美しいものである。」との共通認識を持って研究してきた。 科学という宗教を信じてきたと言えなくもない。ある時期それは「神」と同一である、との錯覚さえも生み出してきた。その共通認識のキーワードは左右対称、規則性、単純化等である。 私はそういう科学が好きであるが、ただ好き、というだけではつまらない。その考え方の中から、独創性について考えてきた。科学者の独創性のまねをすれば、いわゆるノーベル賞も夢ではない発

  • ポロニウムってキュリー夫妻の発見した元素だけど

    ロシアのリトビネンコ氏がイギリスで毒殺されたとして、その毒として放射性物質のPo-210が報道された。これについて、遅くなったが、少し考えてみた。 Po-210(ポロニウム-210)というのはどういうものか。まず周期律表を見る。酸素の同列の一番下にある。これは酸素と性質が似ていることになる。ガスなのか?でも電中研顧問の神山弘章氏のインターネット上に載っていたデータによると、固体となっている。すぐ左横のビスマスも金属だから、金属かな。 次にアイソトープ手帳を見た。このアイソトープ手帳は日アイソトープ協会が発行しているもので放射性元素取扱いのポケットハンドブックのようなもので昔から愛用している。Po-210は半減期138日、アルファ線5.3Mev放射体、ガンマ線はほとんど出さない。半減期138日は結構放射能が長く残る。138日で放射能が半分になる量である。ウラン系列だ。天然ウランが昔から壊

    sharia
    sharia 2006/12/15
    そ、そうなんですか・・・(さすがに詳しい)
  • いじめを防止するための方法

    今、いじめに関する報道が多く見られるので、いじめを防止する方法を考えてみました。短期的な方法と長期的な方法です。 まず短期的な方法から。まずいじめ基金を創設する。ここにいじめ調査のための探偵を雇う資金をプールする。学校ではいじめの訴えを生徒から受けたら密かにこのいじめ基金の事務局に連絡して調査依頼する。 いじめ基金事務局で探偵に指示して密かに調査を行う。調査した結果、明確にいじめが判明した時点で学校に連絡する。学校でいじめている子の親といじめられている子の親を呼び、いじめている子の親に証拠を提示していじめの中止を勧告する。いじめが悪質という場合はいじめ基金事務局は警察にも連絡して刑事事件とすることも検討する。また、子どもの監督不行き届きという観点で損害賠償という形でいじめられている親からいじめている子の親に請求するよう勧告する。また、内申書にもいじめている事実を記載する。 またいじめが原因

    sharia
    sharia 2006/11/15
    合理的だ・・・。
  • 地デジの切替のやり方が気に食わないなあ。

    最近テレビを見ているとよく草なぎ剛君が「2011年に地デジに変ります」、というのが出ている。地デジって何? どうも地上デジタル放送というらしい。略して「地デジ」。デジタルという意味がよくわからない。現在のテレビはアナログ放送というらしい。これがデジタル放送になる。2011年にはデジタル放送になって現在のテレビは見えなくなるらしい。しかも一斉に。 何かおかしい気がする。総務省HPの地上デジタル放送懇談会報告書というのを少し読んで見た。でもよくわからない。要するに、画像がきれいになる程度の大した効果はないようだ。それなのに、一斉に切替させられる。強制的なものである。デジタルとアナログの併用ということもないらしい。テレビのカラー化の時は一気にカラーにして白黒が見えなくなると言うことはなかった。レコードでもCDに変った時、まだレコードは残っていた。ビデオでもDVD化が進んでもビデオはまだ併用されて

    sharia
    sharia 2006/10/30
    そういう視点はなかった・・・。
  • 備えあれば憂いなし-元寇

    と外国が交戦した例は多くない。奈良時代の白村江の戦い、和寇、元寇、豊臣秀吉の朝鮮の役、幕末の四カ国戦争、日清戦争、日露戦争、太平洋戦争であろう。 そのうち、元寇についての物語を読んだ。 高橋克彦氏の「時宗」である。時宗は鎌倉幕府の第8代の執権であり、NHKのドラマでもあったので有名であろう。私は太平洋戦争の神風という観点から、神風の正体とは何か、という点に興味を持った。 時宗の父親の第5代執権の時頼から物語は始まった。高麗で国を滅ぼされた謝一族のよってモンゴルの脅威が伝えられた。時頼はこれに備えるべく、国内の内紛をつぶして、執権勢力温存を図り、モンゴルがもし攻めてきた時の対策を考えてきた。しかし、病気に倒れ、その意志は息子の時宗に引き継がれた。 いよいよモンゴル襲来。壱岐、対馬は襲撃され、住民は悲惨な目にあう。手のひらに穴を開けられ、囚人として捕らえられる、というくだりに恐怖。毒矢を用

    sharia
    sharia 2006/08/21
    ひじょうに興味深い。
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