ウィルコムは11月15日,都内で事業説明会を開催した。10月26日に就任したばかりの喜久川政樹・代表取締役社長(写真1)が登壇し,新体制(関連記事)と2006年度上期の経営状況,今後の事業展開などを明らかにした。 2006年度上期の経常利益は約48億円の赤字だったものの,「8月単月では経常ベースで黒字化」(喜久川社長)しており,今後もこの傾向が続くとの期待を示した。また10月24日から始まったモバイル番号ポータビリティ(MNP)の影響にも言及した。一時は新規契約が減少するなどの傾向はあったものの「今は徐々に戻ってきている」と説明。「今後の影響はまだ見えていないが,(PHSは)そもそもMNPの対象外。音声定額のマーケットがどう変化していくかがポイント」(同)だと述べた。 音声定額は,ソフトバンクモバイルも10月から開始しているが,ウィルコムでは1年以上前の2005年5月から提供を開始済み。説
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