米調査機関ピュー・リサーチ・センターが13日公表した日中の国民感情に関する調査で、日本人の回答者の86%が中国人が「好意的でない」と答え、2006年(71%)から悪化した。日本人が「好意的でない」と答えた中国人も81%と10年前(70%)から増えており、日中の相互感情が悪化した状況が浮き彫りとなった。 中国人が「横柄」「暴力的」と答えた日本人の割合は、10年前より増えた。18~34歳の若者層より50歳以上の高齢層が、中国人により否定的だった。 第2次世界大戦中の日本による中国での軍事活動について、日本が中国に「十分謝罪した」と答えた日本人は53%で、10年前(40%)から増えた。一方、日本が「十分謝罪していない」と答えた中国人は77%で、10年前(81%)と比べても高止まりしている。 尖閣諸島などの領有権問題が軍事衝突につながる可能性について、日本人の35%が「とても懸念している」、45%