もし1年半後、本当にこの6社が約束通りにその共通仕様を発表したら、IT業界の一部だけではなく、日本の社会インフラそのもののあり方が大きく変わるかもしれない - そんな期待を抱かせるプロジェクトが14日、スタートした。プロジェクトの名称は「システム基盤の発注者要求を見える化する非機能要求グレード検討会」、やや長すぎるため、略称は「非機能要求グレード検討会」となっている。参画する6社には、NTTデータ、富士通、NEC、日立製作所、三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)、OKIといった、国内最大手のSIベンダが名を連ねる。同検討会では、企業ごと、プロジェクトごとに行われてきた顧客からの"非機能要求"を見える化/共通仕様化し、顧客と開発ベンダの間でシステム開発において共通認識をもてる方法を策定していくという。 "非機能要求"とは 情報システムの"オープン化"という言葉がぽつぽつと使われ始