2015年7月4日のブックマーク (3件)

  • アベノミクス成果と課題 - シェイブテイル日記2

    今回は「徹底分析アベノミクス 成果と課題」という書評です。 シェイブテイルの感想は「大変興味深いのに歯がゆい」でした。 このにはリフレ派、反リフレ派、財政健全派など、日デフレ脱却の議論に登場し、対峙する立場の論客がオールスターといっていいほど登場しています。 それにもかかわらず、何が歯がゆいかといえば、デフレ脱却の肝心要の議論だけを全員が慎重に避けているようにみえることです。 立場主張こそ違え、デフレ脱却が必要という点では一致しているはずですので、その観点から主要な章を追って、各論者の視点をみてみます。 ■第1章 ゼロ金利制約下では金融政策で物価はコントロールできない 翁邦雄氏 翁氏は日銀内部における金融研究の第一人者でした(現在は京都大学公共政策大学院教授)。 紙幅の大半はリフレ政策批判に使われています。 ただ、注目すべきは以下の主張です。 (ラルススベンソンの名目為替レート減

    アベノミクス成果と課題 - シェイブテイル日記2
    shavetail1
    shavetail1 2015/07/04
    「徹底分析アベノミクス成果と課題」の書評です。
  • パッチワーク経済学-リフレ派の幻想-(前篇) – ASREAD

    前回は潜在GDPの定義をめぐる議論についてお話ししました(拙稿『見たくないものを消し去るという大愚-潜在成長率のパラドックス-』参照)。日における潜在GDPの定義には、既存の諸資源を全て投入した場合の産出量として定義される「最大概念の潜在GDP」と、諸資源の過去平均の投入量によって決まる産出量として定義される「平均概念の潜在GDP」があり、現在の日では内閣府も日銀も平均概念を使っていることをお話ししました。さらに平均概念の潜在GDPは過去の総需要によって決定されたものであり、巷間言われているような「供給能力を増強することにより潜在成長率を高める」といった政策手段は、デフレギャップが存在する状況下では、かえって潜在成長率を低下させてしまうという逆説を示しました。 両巨頭の勘違い 周知のとおり、現在、日銀が実施している量的緩和政策はリフレ派と呼ばれる一群の経済学者達の考え方に基づいています

    パッチワーク経済学-リフレ派の幻想-(前篇) – ASREAD
    shavetail1
    shavetail1 2015/07/04
    リフレ派、特に経済学に近い方には耳を傾けていただきたい、青木泰樹先生の建設的リフレ政策批判。 私もリフレ派諸氏による反論がぜひ聞きたいところ。
  • ネオリベ経済学の正体

    使命を忘れた俗情ペンギン しかし、主流派経済学者は違うのです。この眼鏡を外せない、もしくは他の眼鏡に替えられない理由があるのです。それは周りの経済学者が皆これと同じ眼鏡を掛けていることなのです。動物の世界と同様に、学者の世界もまた同じ格好をしていれば攻撃されることもなく、仲間外れにされることもないのです。すなわち、この眼鏡は一種の踏絵なのです。それを掛けることによって主流派経済学者「村(ムラ)」の居住権を得られ、社会的地位が保証されるのです。ペンギンのように群れていれば、とりあえず外部からの攻撃を回避できると考えているのでしょう。 さらにこの眼鏡を掛けて主流派の見解を唱えている限り、「自分は決して間違うことはない」という安心感も得られます。これはかなり重要で、「学者として間違ったことを言わない」ことこそ、数多の経済学者にとって最も神経を使うところなのです。新古典派の教義から逸脱しない限り、

    ネオリベ経済学の正体
    shavetail1
    shavetail1 2015/07/04
    >主流派眼鏡が経済学者にとって良いことずくめであることがお分かり頂けると思います。社会的地位の保全を第一義的に考えれば..。しかし経済学者も世俗にまみれても致し方ないと開き直られてもそれで事は済みません。