九回二死から27人目の打者のゴロを内野安打と判定した塁審が、試合後に誤審だったと認めた。 大記録がフイになったのは、タイガースのアルマンド・ガララーガ投手。デトロイトでのインディアンス戦で、九回二死まで一人の走者も許さない快投を続け、最後の打者も一ゴロでアウトかと思われたが、ジム・ジョイス一塁塁審の判定はセーフ。 タイガースのリーランド監督らが抗議したものの判定は覆らなかった。 ところが、AP通信によると、ジョイス塁審は試合後、「走者が送球より早く塁に達したと思ったが、ビデオ再生を見て間違いと分かった」と誤審を認め、ガララーガに謝罪。 打者28人に対して内野安打1本による3―0の完封勝利となったガララーガは、「悲しい。20回もビデオを見てみたが、絶対にセーフとは言えない」と悔しがった。(岡田卓史)