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ブックマーク / blog.osamukurimura.jp (24)

  • Osamu Kurimura: 終わらない…第2弾

    10月1日付でUCIがアップデートしたドーピングリストの中にいくつか気になる内容がありました。 まずは先日のブログに書いたアスタナのヴァレンティン・イグリンスキー(アスタナ)の兄、マキシム・イグリンスキー(アスタナ)が弟同様にEPO陽性(Aサンプル)となっています。 兄のマキシムは弟と違ってトッププロであり、2012年のL-B-Lでの勝利をはじめ、多くの優れたリザルトを残してきました。 そして何より、今年のツールに出場してニバリの総合優勝を支えたアスタナメンバーの一人です。 対象となった検査日は8月1日であり、ツール最終日から僅か5日後の日付となっています。 次は、今年のツアー・オブ・ジャパンで圧倒的な強さをみせたタブリーズ・ペトロケミカルのメンバーの一人、GHAFFARI Vahid も6月20日付の検査でEPO陽性となりました。 こちらはツアー・オブ・ジャパン終了から約4週間後の検査日

  • Osamu Kurimura: 終わらない…

    立て続けにドーピング陽性のニュースが入ってきました。 しかも、ここ数年ドーピング陽性のニュースの質が変わりはじめてきたなあと思っていた矢先に、今更感のある 『EPO陽性』 という内容です… ヴァレンティン・イグリンスキー(アスタナ) マッテオ・ラボッティーニ(ネッリ・ソットーリ) 『ドーピング陽性のニュースの質が変わりはじめてきたなあ…』 と書いたのは、例えば昨年のジャパンカップで陽性反応がでたロジャース(ティンコフ・サクソ/減量作用や気管支拡張作用があるクレンブテロール)や、今年ニュースになっていた、インピー(オリカ・グリーンエッジ/隠蔽薬のプロベネシド)、ウリッシ(ランプレ・メリダ/気管支拡張作用があるサルブタモール)などについては、それぞれ陽性反応がでたものの、その後意図的ではなかったことが認められたり、手続き上のミスが要因(医師の許可が降りて然るべき手続きを踏めば使用可能な薬品もあ

  • Osamu Kurimura: 買い取り希望

    オランダのUCIプロチームをサポートする 『ベルキン社』 から、今シーズン限りでのスポンサード事業からの撤退が発表されました。 2012年シーズン、ドーピング問題が原因で長年チームをサポートしてきた 『ラボバンク社』 が撤退したのち、その 『ラボバンク社』 が支払った保証金で2013年シーズンをスタートした 『ブランコプロサイクリング』 を新たにサポートする形で電撃的にメインスポンサーに名乗りを挙げた 『ベルキン社』 でしたが、わずか1年半での撤退となってしまいました。 現状、様々なリスクを抱えているロードレース界をサポートしてくれた 『ベルキン社』 には心から感謝をしなくてはなりませんが、チーム運営というものをほぼ100%チーム側の自己責任に委ねてしまっている現状が続く限り、この様なニュースは今後も繰り返されていくことでしょう。 そして、実力があっても運やタイミングによって現役引退に追い

  • Osamu Kurimura: ありがとうございました

    昨日、『ツアー・オブ・ジャパン 2014』 が終了しました。 各レース会場で選手たちに熱い声援を送ってくださいました観客の皆さま、各実行委員会の皆さま、今大会を支えてくださいました協賛社の皆さま、過酷なコースで熱い戦いを繰り広げてくれたチーム、選手の皆さま、公平なレースを目指した審判団の皆さま、大会の開催をサポートしてくださいました後援、協力の各団体様、そして大会運営に関わった全てのスタッフの皆さま、当にありがとうございました。 お陰様でなんとか6ステージ全てを開催し、最終結果を発表するところまで辿り着くことができました。 反省点、改善点も多くありますので、少しでも良い大会になるよう今後も努力を続けていきたいと思います。 そんな中、今大会の目玉選手でもあったポッツァート選手(ランプレ・メリダ)が東京ステージを走れなかったことは少しだけ残念ではありました。 あくまでもUCI2.1の公式レー

    Osamu Kurimura: ありがとうございました
  • Osamu Kurimura: 新城選手の快挙

    先日オランダで開催されたUCIワールドツアーの 『アムステル・ゴールドレース』 に於いて、日の新城幸也選手(ユーロップカー)が10位に入るという快挙を成し遂げました! 新城選手はこれまでも数多くの優れたリザルトを残して我々をいつも驚かしてくれましたが、今回の成績は間違いなく彼自身にとっても、そして日のロードレース界にとっても最高の成績だったといえるでしょう。 ちなみにこれまで新城選手が残してきた主なリザルトは以下の通りです。 2014 Amstel Gold Race(1.UWT) 10位(春/メジャークラシック) 2013 Tour du Limousin(2.1) 総合2位(秋) 2012 Tour du Limousin(2.HC) 総合優勝(秋) 2010 Paris-Tours(1.HC) 5位(秋/約80名の集団ゴール) 2010 World Championshi

  • Osamu Kurimura: サヴァイヴ

    以前(2011年)、近藤史恵さんの 『 サヴァイヴ 』 という小説書評を書いたことがあるのですが、先日その自分が書いた書評を目にする機会があり、なんとなく印象的だったので改めてブログに載せてみます。 『どん底の苦しみの中、「生き抜く」ということ』 栗村 修 自転車ロードレースという、ヨーロッパで100年以上の歴史を誇る一流プロスポーツを題材とした小説。 そのリアリティは、この世界でずっと生きてきた私が読んでも、違和感を微塵も覚えないほど非常に高い。 違和感どころか、自分たちの活動や心のなかを全て読まれてしまっているようにすら思える。 場ヨーロッパで、トッププロが集まるプロトン(レースのメイン集団)に認められた日人選手、白石誓。 白石と同期ながら、国内チームに所属して夢を追う全日チャンピオン、伊庭和実。 この二人の一世代前の選手として、遠い夢を追った孤高のクライマー、石尾豪。 私は

    shaw
    shaw 2014/03/30
    「サヴァイヴ」は本編の内容よりも、栗村さんのこの書評のほうが印象強いかも。
  • Osamu Kurimura: 様々な選択

    正月三が日が終わりました。 この年末年始は、片付けやら取材やらHPの更新やらで、例年以上に慌ただしく過ごしてしまいました… 正確にはまだその慌ただしさは落ち着いておりません… 以前、トイレの中で年を越した経験がありますが、今年は作業つなぎを着たままでの年越しとなりました。 何事にも見通しが甘いのかどうしても時間に追われてしまいます さて、そんな年末の12月31日に東大卒のプロレーサー、西薗良太選手が引退を発表しました。 1987年生まれの26歳。 今年のツアー・オブ・ジャパンでは総合6位のリザルトを残し、欧州のトップレースも経験してまさに“これから”というタイミングでの引退となってしまいました。 人には現役続行の意志があったようですが、所属していたチャンピオンシステムの解散決定後、彼自身が納得できるチームとの契約がまとまらず、結局いくつかのチームからオファーがあるなかで潔く引退を決意した

  • Osamu Kurimura: スポーツマンとオタク

    私はかつて5流のプロスポーツ選手でした。 一方で自分のなかにオタクの要素があると感じたこともあります。 ちなみに社会人としての常識ベレルは10段階中下から2くらいでしょうか? 2007年の 『ツール・ド・フランス』 第16ステージでマイヨ・ジョーヌを着てステージ優勝を飾るも、その日の夜にチームをクビ(所在地報告義務違反)になって地獄へ落ちた ミカエル・ラスムッセン が暴露を出版した模様です。 そのの中で取り上げられた2012年の 『ジロ・デ・イタリア』 王者 ライダー・ヘシェダル が、マウンテンバイククロスカントリーのプロ選手だった2003年にEPOを使用していたとの事実を認めました。 ヘシェダル は現在プロチームの中でも積極的なアンチドーピングポリシーを謳っている ガーミン・シャープ に所属しており、既にこのことは USADA などに対して証言済みで、今後もこの事実から目を背けること

  • Osamu Kurimura: 世界選手権ロード出場枠

    2013年世界選手権ロードの日の出場枠(エリート男子&U23男子)がゼロになりそうな状況となってきました。 昨年は、現行制度になってから最多となる6名(エリート男子)が出場していたので、近年なかった 『出場者ゼロ』 という数字はそれなりのインパクトを感じます。 最大の被害者といえば、やはりハマれば上位を狙えるだけの実力を持つ新城選手(Team Europcar)でしょう。 他にも、世界で戦える実力を持つ数名の選手は大きく落胆したに違いありません。 しかし、逆に考えると、彼ら以外でこの一件で大きく落ち込む関係者はいったい何人いるのでしょうか? 今回の問題、簡潔に言ってしまえば、世界選手権に出場するために必要な 『各ポイントが足りなかった』 ということです。 宇都宮ブリッツェンに関していえば、今年のチーム目標の一つに 『UCIポイントを獲得する』 という内容を明記しており、実際にUCIレース

  • Osamu Kurimura: 違和感…

    第100回 『ツール・ド・フランス』 は、当初それほど重要とは考えられていなかったピレネー山脈での戦いで早くも大きく動きだしました。 ピレネー初日の第8ステージでは Team SKY の圧倒的なチーム力に支えられた優勝候補最右翼のクリス・フルームがライバル勢を大きく引き離し、『ツールは既に終わった』 という記事を生み出すほどの強さでステージ優勝を飾って待望のマイヨ・ジョーヌを獲得しました。 しかし、翌第9ステージでは状況が一変し、ガーミン・シャープの捨て身の攻撃を皮切りに、強力なモビスター勢がレース中盤以降攻勢を引き継いだ結果、Team SKY のアシストが崩壊。 レース中盤にしてマイヨ・ジョーヌのフルームが完全に孤立するというまさかの展開に陥ります。 それでもフルームは落ち着いて立ち回り、また、レース後半はライバル勢も消耗して効果的な波状攻撃を生み出せなかったこともあって、なんとかマイヨ

  • Osamu Kurimura: 言いたいことはたくさんある

    ディルーカに続き、ジロでヴィーニファンティーニのエースを務めたサンタンブロージオもEPO陽性となった。 ヴィーニファンティーニは、TOJと熊野でレースを支配したチーム。 私たちはいつも軽視されてきたし、ガラパゴスとも言われた。 でもガラパゴスのままでいいと思う。 いつか必ず正しいやり方で負かしてやりたい。

  • Osamu Kurimura: 成長するサラブレッド

    日は、12月30日にJスポーツにて放映予定の『検証!第100回ツール・ド・フランス』の収録のため、久しぶりにお台場にあるJスポーツスタジオまで行ってきました。 来年、記念すべき100回目の開催となるツール・ド・フランスの見どころなどを中心に、Jスポーツ解説陣の皆さんとあれやこれやと語り合ったのですが、その中でランス・アームストロングの一件も話題に挙がり、我々の置かれている現状などを再認識する良い機会となりました。 何はともあれ来年のツール開幕がとても待ち遠しいです 話は変わりまして、先週末に静岡県富士宮市の朝霧高原にて開催された『第18回シクロクロス全日選手権』に於いて、宇都宮ブリッツェンのシクロクロスチームに所属する小坂光選手が、トップと3秒差の2位という素晴らしいリザルトを残しました。 小坂選手自身は非常に悔しがっていましたが、一つの壁を乗り越えつつある彼の姿をみて個人的に小さな安

    shaw
    shaw 2012/12/11
    Jスポーツ、一旦解約しちゃったけど12月30日の番組は見たいなぁ…。
  • Osamu Kurimura: ドーピングスキャンダル

    ツール・ド・フランスの最多出場記録を更新して今季現役を引退したばかりの ジョージ・ヒンカピー(アメリカ/BMC)が、自身の過去のドーピング使用を告白したとのことです。 ジョージ・ヒンカピーは、ランス・アームストロングのツール・ド・フランス7連覇を支えた立役者的存在であり、その彼が禁止薬物の使用を認めたということは、USADA(アメリカアンチドーピング機関)との戦いを放棄したばかりのアームストロングの薬物使用についても、一定の憶測と影響が生まれることは必至でしょう。 また、今回の告白と同じタイミングで、USポスタル関連の調査で証言を行った現役選手のダニエルソン(アメリカ/ガーミン・シャープ)、ヴァンデヴェルデ(アメリカ/ガーミン・シャープ)、ザブリスキー(アメリカ/ガーミン・シャープ)、ライプハイマー(アメリカ/オメガファーマ・クイックステップ)などに対しても、USADAから6ヶ月の出場停止

  • Osamu Kurimura: ジャパンカップ記者発表会

    日、代官山の「T-SITE」にて ジャパンカップ の記者発表会が開催されました。 今年のジャパンカップの目玉選手ですが… ナ、ナント! “怪童”、ペテル・サガンが来日する予定とのことです 古賀志林道の上りをアウターギアで駆け上がるサガンを想像すると今からテンション上がりまくります その他にもビッグネームが多数来日予定 昨年は2日間で10万人のお客様が集まりましたが、今年は更に増えること間違いなし もちろん宇都宮ブリッツェンも全力でがんばります 皆さん、ホテル予約はお早めに

    shaw
    shaw 2012/08/21
    サガン来日予定って、本当に信じちゃってもいいのか?
  • Osamu Kurimura: どこへ挑戦すればよいのか…

    衝撃のニュースが伝わってきました。 自転車ロードレース界ではクリーンなイメージを持つシュレク兄弟(レディオシャック)の兄、フランク・シュレクのドーピングコントロールで利尿剤(キシパミド=運動能力を向上させる禁止薬物の隠蔽作用がある)が検出され、UCIから勧告を受けたレディオシャックがフランク・シュレクのツール退去を決めたというもの。 現状ではAサンプルの結果がでた段階であり、Bサンプルの結果を確認してから最終的な処分が下されます。 この10年、他のスポーツ界から先行する形でドーピング撲滅の監視を強化してきた自転車ロードレース界は徐々にその取組の効果を発揮しはじめ、ここ数年でプロトンのクリーン度はかなり上がってきた(レーススピードはダウン)と言われていました。 今年のツール・ド・フランスでは、コフィディスに所属するレミー・ディグレゴリオが、アスタナ所属時代にドーピング製品の運搬を手伝ったと

  • Osamu Kurimura: Jリーグの功績

    ドイツブンデスリーガの『ボルシア・ドルトムント』に所属し、ブンデスリーガ2010-11シーズン&2011-12シーズン、更にカップ戦のDFBポカール制覇に貢献したサッカー日本代表FWの香川真司選手が、イングランドプレミアリーグの名門クラブ『マンチェスター・ユナイテッド』へ移籍するというニュースが流れています。 香川選手の凄いところは、ドイツ移籍直前の2ヶ月半(J1出場11試合)を除いてはずっとJ2(3シーズン)でプレーしており、それでも場欧州へ移籍後すぐにトップリーグの優勝争いを演じるビッグクラブのスター選手となってしまったことです。 これは、運や才能だけでは成し遂げることのできない事実なだけに、改めてJリーグを頂点とした日サッカー界の育成システムの素晴らしさを物語っていると感じます。 事実、現サッカー日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏も、日の選手育成システムは既にイタリアを凌

    shaw
    shaw 2012/05/17
    栗村さんは、自身の考えてる問題について、文章で公開するのが本当にうまい。
  • Osamu Kurimura: コンタドール2年間出場停止

    UCIとWADAがCASに上訴していたコンタドールのクレンブテロール検出問題について、2月6日にCASがコンタドールの2年間出場停止処分を決定したとのこと。 これにより、コンタドールの2010年ツールと、2011年ジロのタイトルは剥奪され、それぞれ、アンディ・シュレクと、ミケーレ・スカルポーニが繰り上げでチャンピオンとなるようです。 コンタドールは既に暫定で一定の出場停止期間を受け入れていたので、復帰は今年の8月6日からとなり、来季から再びプロトンに戻ることができます。 今回のクレンブテロール検出問題… 2010年のツール期間中(休養日)のドーピングコントロールでコンタドールの尿から検出されたクレンブテロールの量は約50ピコグラムと報道されています。 クレンブテロールは、通常、気管支拡張剤として処方される薬品ですが、一方で筋肉増強剤もあると言われています。 専門家は、コンタドールから検出さ

  • Osamu Kurimura: レース主催者の苦労

    最近、レースを運営する側の方々と話す機会が多いです。 昨日も某レースを運営する方とお話をしました。 そこで感じることは、日のチームや選手というのは、自分たちの来の立場をあまり理解できていないということです。 チームや選手たちは競技力向上を純粋に追い求める「現場=末端」の存在なので、なにも大人になり過ぎる必要はないですし、決して長くはない「稼げる期間」にお金を含めて色々なものを回収する必要があるのは理解できます。 しかし、もっとマクロな視野を持てれば、少し先に更に大きなリターンや高い実力を身につけるチャンスがあることにも気付くべきです。 選手がいなければチームは成り立ちません。 チームが参加しなければレースは成立しません。 しかし、逆に見れば、レースがなければチームや選手の価値はゼロになります。 特にレース活動しか行っていないチームや選手というのは、もっとレース主催者やファンを大切にする

  • Osamu Kurimura: オフィシャルブログの価値

    宇都宮ブリッツェンには、統一されたデザインのオフィシャルブログが存在しています。 チームでオフィシャルブログを採用したのは「チームミヤタ」時代が最初で、その後「シマノレーシング」でも採用しました。 来ブログというのは、選手個人が「自らのコンテンツ」として所有し、それをチームがオフィシャルHPなどにリンクするのが通常のカタチだと思います。 ある程度メジャーなスポーツであればその形式でイイと思います。 しかし、国内に於いてはまだマイナースポーツの域にある自転車競技では、チーム側がある程度選手自身のプロモーションに首を突っ込むことが必要でしょう。 これが表向きのオフィシャルブログの価値です。 オフィシャルブログが持っている当の価値というのは、外に向けた情報配信ツールとしてよりも、チーム内での情報共有ツールとしての意味合いの方が大きいと感じています。 私は、統一されたブログを各選手に用意したあ

    shaw
    shaw 2011/02/13
    良いこと言うなぁ。
  • Osamu Kurimura: リッコに対する報道

    リカルド・リッコが入院しているという報道が流れています。 自己輸血の失敗によって腎臓機能に障害が発生したとのこと。あくまで非公式な情報ですが… 感情的に今の気持ちを表現するならば「消えろクソ野郎」ですがそんなことを言っても何もはじまりません。 リッコが何故違反行為から抜け出せないかを考えるのも無駄でしょう。 答えは簡単です、彼がその様な種類の人間(個体)であるからです。 もちろん、人は変わることはできますが、人間という生命体は、様々な個体が存在している状態が正常な姿であってそのことでプラスの「バランス」を作り出しているのもまた現実なのです。 また、「ルール=善悪」というものは、人間自身が作り出している「多数派の価値基準」であり、時代や地域によってもその内容は様々だったりします。 向かうべき方向は、彼のような個体が存在していることを否定することではなく、彼のような個体とルールをどう関連付けて