エンジニアの「売り手市場」は今や昔。 開発プロジェクトの打ち切りや規模縮小が相次ぎ、IT企業の採用抑制も顕著になる中、海外への開発委託だけが活況を呈している状況だ。 このままでは、日本のエンジニアの未来が危ない!? このままでは、40代50代で切り捨てられる日本のSEたち 現在、日本には1万数千のSIerがあるとされる。正確な統計こそないが会社に所属しないフリーのエンジニアも含めれば全国に数百万人ものシステムエンジニア(SE)が存在していると言えるだろう。ところが、エンジニア不足が叫ばれたのも今は昔。企業の開発コスト削減とともに、「オフショア」と呼ばれる海外への開発委託もますます進んでいけば、「Javaができるから将来も安泰」などという従来の感覚のままだとこれから先のエンジニアの未来は非常に危ういと言わざるを得ない。 20代、30代ならまだいい。しかし、40代、50代となるとどうだろうか。