編集者のコメント:Mozilla の CTO、Brendan Eich は、Mozilla と先ごろ Cisco が発表した H.264 に関する記事を自分のブログに投稿しました。以下はその転載です。 昨年お伝えしたように、オープンソースソフトウェアにとって最大の課題の 1 つが、ビデオコーデックの特許に関する状況です。最も広く普及しているコーデック H.264 は MPEG LA が特許を取得してライセンスを供与しており、Firefox を含むオープンソース製品では採用できませんでした。Cisco は本日、高品質で無料(Gratis)のオープンソース H.264 の実装と、Cisco がそのソースコードからコンパイルし同社のサイトでダウンロードできる無料のバイナリモジュールをリリースすることを発表しました。これにより、すべてのオープンソースプロジェクトで、MEPG LA にライセンス料を
Firefox OS が面白そう、というので少し触ってみました。 Firefox OS はWeb 標準ベースの開発を基礎としたモバイル端末用プラットフォーム、要は HTML と JavaScript と CSS でアプリケーション開発できるモバイル端末用の OS。間もなく Developer Preview Phone な実機が発売されるというのでにわかに盛り上がりを見せているみたいです。 Firefox OS が目指すところは Web 標準による、開発者がロックインされないオープンなプラットフォーム。iOS や Android の昨今の状況を見れば、そのアンチテーゼになるプラットフォーム構想があってもおかしくないわけで、まさにそれを目指しているようですね。 いったいどんなものかという概観は dynamis さんによるスライドが分かりやすい。 Firefox OS from dynamis
Mozilla は、ユーザが自身のオンライン上の行動をサードパーティ広告業者などにトラッキングされるのを拒否するための機能を提唱しているそうだ (CNET Japan の記事、International Business Times の記事、本家 /. 記事より) 。 この機能は、ユーザがブラウザにおいて「Do Not Track (DNT) ヘッダを有効にする」というオプションを選択すると、閲覧しているサイトにその情報が送られ、サイト側は DNT に沿ったコンテンツをユーザに提供するという仕組みとなると予想されている。DNT 情報は同時にサードパーティの広告業者にも送られ、広告業者はパーソナライズされていない広告の提示や、アクティビティのログを取るとしても匿名の元とするなどの対応を取ることを求められるという。 サイト側や業者側での対応が必要という点がハードルとなるかもしれないが、米連邦取
本家のストーリにもなっているが、認証局として知られる「Comodo」のアウトソース先の証明書販売業者が、mozilla.com用のサーバ証明書を関係のない第三者に発行してしまう事件が発生したようだ(eWeekの記事「SSL Certificate Vendor Sells Mozilla.com Cert to Some Guy」、mozilla.dev.tech.cryptoグループに掲載されている事件の経緯)。 これをやらかしたのは「Certstar」というComodoの再販業者のようだ。StartComのEddy Nigg氏がこの再販業者に対してmozilla.com用のサーバ証明書の取得を試みたところ、何の本人確認手続きもなしに証明書が発行され手に入ってしまったのだそうだ。mozilla.dev.tech.cryptoでは、Comodoの人が出てきて、この再販業者からの発行を停止し
AOL傘下のNetscape Communicationsが20日 (米国時間)、FirefoxをベースとしたWebブラウザの最新版「Netscape Navigator 9.0.0.6」をリリースした。対応プラットフォームはWindowsとLinux、Mac OS X。 これで本当に最後? 「Netscape Navigator 9.0.0.6」 今回のリリースは、Firefox 2.0のセキュリティ対策版 (Firefox 2.0.0.12) が7日に公開されたことを受けたもの。修正箇所も同様で、修正される10件のセキュリティホールのうち3件は、重要度が4段階中もっとも高い「Critical」に分類されている。 Netscape Navigator開発チームは、2007年12月に同Webブラウザの開発 / サポート終了を表明。当初は2月1日の終了を予定していたが、3月1日までの1ヶ月間
AOL傘下のNetscape Communicationsが、Webブラウザ「Netscape Navigator」の開発とサポートを2008年2月1日に終了する。Netscape Navigator開発チームが28日(米国時間)、公式ブログ「Netscape Blog」上で明らかにしたもの。 インターネットの一時代を築いた「Netscape Navigator」の灯が消える 開発中止の理由としては、AOLが膨大な時間と労力を投資したにもかかわらず、Internet Explorerからシェアを奪還することができなかった、と率直な見解が挙げられている。近年ではNetscape Navigatorの開発担当者はごく少数となり、Firefoxにいくつかの拡張機能を加えただけの製品を提供していた。 Netscape Navigatorのサポートは2008年2月1日まで継続されるが、それまでにセキ
Warning: Prism is no longer developed by Mozilla Labs, although this documentation will still be useful to those using WebRunner (see next paragraph). There are now two alternatives: The Prism code was picked up by Matthew Gertner who started a company to continue its open source development under the name WebRunner. See his blog post at http://www.salsitasoft.com/blog/2011/02/09/prism-is-now-webr
Mozillaは24日(米国時間)、Mozilla Labsにおいて、デスクトップエクスペリエンスとWebアプリケーションをシームレスに統合する実験的取り組み「Prism」を発表した。現在のPCエクスペリエンスはWebアプリケーションの利用機会が増大しているにもかかわらず、デスクトップアプリケーションの優れた点を実現できていないとし、もっとシームレスにWebアプリケーションをデスクトップに融合していくことを目的としている。 WebアプリケーションはWebブラウザの内部で実行する。Webアプリケーションはそれ自身で操作性を実現しているが、WebブラウザにはWebアプリケーションの動作とは関係なく「戻る」、「進む」、「再読み込み」、「アドレスバー」などの制御機能が存在する。Ajax Webアプリケーションではなおのこと、Webブラウザが提供している制御機能は不要であることが多い。それに多くの場
Webベースのアプリケーションが増えてきた昨今、Webベースのアプリケーションにより適したツールを提供しようとする試みがWebRunnerだ。大注目のWebRunnerについて紹介する。 最近、Webベースのアプリケーションがデスクトップアプリケーションの代わりに使われるようになってきた。Webベースの、オフィススィート/メールクライアント/マルチメディアアプリケーション/一般的な生産性ツールは今ではどれも非常に便利に使うことができるようになっている。しかしそのようなアプリケーションの実行という観点からは、標準的なWebブラウザは必ずしも最良の方法というわけではない。そこでWebベースのアプリケーションにより適したツールを提供しようと、Mozillaプラットフォームエバンジェリストのマーク・フィンクル氏がWebRunnerに取り組んでいる。 WebRunnerは、SSB(Site-Spec
米Mozilla Corporationの研究部門Mozilla Labsは11月2日、Webアプリケーションをデスクトップから実行するためのオープンソースプログラム「Prism」のプロトタイプをMacとLinux向けにリリースした。 Prismは、WebメールなどのWebアプリケーションを、ブラウザからではなくデスクトップから利用できるようにする。「Webrunner」をベースにしていたが、Mozilla Labsに移され、Prismと改名された。10月にはWindows版のプロトタイプをリリースしている。 PrismからWebアプリケーションを起動すると、ブラウザではなく独自のウィンドウ内で動作する。通常のデスクトップアプリケーションと同様に、Control-Tab、Command-Tab、Exposeを使ってウィンドウを操作できるという。最近の標準に対応したWebブラウザで動作するア
Mozilla Labsは2日(米国時間)、Webアプリケーション実行環境「Prism」のMac OS X版とLinux版を公開した。10月末に先行リリースされたWindows版についても、いくつかの修正を施されたアップデート版が公開されている。 追加公開されたMac版とLinux版は、Windows版と同様に試作品という位置付け。同じGeckoレンダリングエンジンを核とする「XULRunner」の技術をベースに開発されたランタイムであり、実行可能なWebアプリケーションには互換性がある。Windows版とMac OS X版では、拡張子「.webapp」にPrismを関連付けることにより、ダブルクリックでWebアプリケーションを起動できるようになる。 現在公開中のPrism対応サンプルWebアプリケーションは、Google DocsやGoogle Calendar、GmailなどGoogl
Caminoプロジェクトは5日(米国時間)、Mozilla派生のMac OS X用Webブラウザ「Camino 1.5」をリリースした。Mac OS X 10.3(Panther)以降に対応、Intel/PowerPC両対応のユニバーサルバイナリとして提供される。パッケージは英語版のほか、日本語を含む13の言語に対応するマルチリンガル版が用意される。 Camino 1.5は、レンダリングエンジンにFirefox 2と同じGecko 1.8.1を採用。JavaScript 1.7をサポートしたほか、Gecko 1.8以降に確認された数千の不具合が修正されている。 前バージョンからの変更点としては、Mac OS Xのシステム辞書を利用したスペルチェック機能の強化、Atom/RSSフィードの検知、Camino終了時に開いていたページを記憶するセッション復元機能の実装が挙げられる。パスワードなどの
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 有限責任中間法人のMozilla Japanは3月9日、オープンソースの次期メールクライアントソフト「Mozilla Thunderbird 2」の正式版を3月末にもリリースすることを明らかにした。現在はベータ2版が公開されており、3月12日の週の後半には製品候補(Release Candidate)版を公開する予定としている(ダウンロードはhttp://getthunderbird.jp/から)。 今回のThuderbird 2では(1)タグによるメッセージの整理、(2)フォルダビューの選択、(3)メッセージの表示履歴、(4)ウェブメールサービスの簡単セットアップ、(5)オフライン状態への自動切替、(6)拡張機能とテーマのためのアドオ
有限責任中間法人のMozilla Japanは3月2日、一般ユーザーを対象にしたセミナーを開催した。セミナーの中で、米Mozilla Corporation幹部が、2007年上半期にリリースする予定のウェブブラウザ「Firefox 3」で新しいレンダリングエンジンをベースにすることを説明した。 Mozilla Corporationで事業開発担当副社長を務めるJohn Lilly氏はセミナーの中で、Firefoxのロードマップについて、Firefox 2を2006年の第3四半期中に、その後継版となるFirefox 3を2007年の上半期中にリリースすると説明している。また、メールソフトの「Thunderbird 2」については2006年の第4四半期にリリースすることも明らかにしている。 同社で技術担当副社長を務めるMike Schroepfer氏は、Firefoxのベースとなっているレンダ
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