リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2016年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマの三つのカテゴリーに分け、映画の場合は2016年に日本で劇場公開された洋邦の作品から、執筆者が独自の観点で10本をセレクト。第五回の選者は、リアルサウンド映画部で主筆を務める映画・音楽ジャーナリストの宇野維正。(編集部) 1.『イット・フォローズ』 2.『10 クローバーフィールド・レーン』 3.『最後の追跡』 4.『ボーダーライン』 5.『死霊館 エンフィールド事件』 6.『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』 7.『ザ・ギフト』 8.『溺れるナイフ』 9.『ちはやふる 上の句/下の句』 10.『海よりもまだ深く』 最初に言っておくと、今年はNetflixの年でした。上記リストは映画とドラマシリーズは別というルールに則ってセレクトしましたが、本
社会学者・宮台真司の映画批評集『正義から享楽へー映画は近代の幻を暴くー』が、12月27日にリアルサウンド運営元・blueprintより刊行される。 同著は、宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の「宮台真司の月刊映画時評」を加筆・再構成し書籍化したもの。『シン・ゴジラ』『リップヴァンウィンクルの花嫁』『クリーピー 偽りの隣人』『バケモノの子』『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』『ニュースの真相』など、2015年から2016年に公開された作品を中心に取り上げながら、それらの作品内に如実に表れている、「正義」から「享楽」への価値のシフトを軸に、トランプ現象が起こった理由、いま世界に生じている変化などを紐解いていく。 さらに、2016年に『クリーピー 偽りの隣人』と『ダゲレオタイプの女』の2本の作品を発表した黒沢清、最新作『バンコクナイツ』の公開を2017年2月25日に控える富田克也(監督
<12月22日 17:40 追記> 本ブログにつきまして、多数のご指摘をいただきました。 読者、そして関係者の皆様には多大なご心配をお掛けしてしまい、誠に申し訳ございません。 本ブログについて、あらためて以下の記事にてお伝えしております。 ・当社のブログ内容についてのお詫び – – – – – – – – – – – – – – – – – – こんにちは! コルクでコミュニティプロデューサーをしている 佐伯英毅(@boogie_go)です!社会人生活1年目、後半戦をエンジョイ中です。 「たられば」さんというツイッターアカウント、ご存知ですか? フォロワー数8万人超の、匿名の編集者のアカウントです。 たらればさんのツイートは、たとえばこんな感じ。 オタク道については、「ニワカ笑うな来た道だ、古参嫌うな行く道だ」という標語をぜひとも一般化していただきたい。 ? たられば (@tarareba
Photo by Bill Ward 2016年は、どういう一年だったんだろう? 年の瀬になると、さまざまなメディアにそういうテーマの記事が並ぶ。この一年で流行ったもの、ヒットしたもの、トレンドになったもの。特にエンターテインメントの分野においては、そういうトピックをランキングから振り返る企画が続く。 僕自身も「音楽ジャーナリスト」という肩書きで仕事していることもあり、そういうタイプの原稿を書く機会が多い。特に年末はそう。やっぱり「紅白歌合戦」が大みそかの恒例として定着しているのが大きいのかも。 ただ、ここ数年痛感するのが「流行」というものがとても掴みづらくなっているということだ。人々の好みや価値観は、間違いなく多様化している。だから、ヒットという現象も、局所的に生じるものが増えている。 そのことを如実に示すのが、毎年12月に発表される「ユーキャン新語・流行語大賞」だと思う。 2016年の
ROTH BART BARON、CAMPFIREにてUKデビューに向けたクラウドファンディング企画開始 ROTH BART BARONが、CAMPFIREでのクラウドファンディングプロジェクト「UKデビューに向け、イギリスでEP盤&ミュージックビデオを制作」を開始した。 これは本日12月20日にリキッドルームで開催したイベント『BEAR NIGHT』で発表されたもの。ROTH BART BARONの音楽に可能性を感じたUKのミュージックプロダクションから、プロモーションプランが届いたことから同プロジェクトがスタートしたという。リターンとして、サイン入りEPやプレミアムライブの映像に加え、バックステージツアーへの招待などが用意されている。同プロジェクトは2017年2月20日まで実施される予定で、詳細はCAMPFIREプロジェクトページにて公開している。 ■プロジェクト情報 CAMPFIRE「
「SMAP解散」はなぜこれほどまでに大きなニュースとなったのか。なぜ彼らだけが「国民的アイドル」となりえたのか。話題の新刊『ヒットの崩壊』(講談社現代新書)著者で音楽ジャーナリストの柴那典が綴るSMAPと「時代の終わり」——。 『いいとも!』とSMAPの「終わり方」 「ゴールのないところで終わらなければいけない。こんなに残酷なことがあるのかな……」 そう中居正広は声を詰まらせた。そして、香取慎吾はこう言って、まるで子供のように泣きじゃくった。 「そもそも、なんで終わるんですか?」 2014年3月31日。『笑っていいとも!』の最終回スペシャル『グランドフィナーレ 感謝の超特大号』での一場面だ。大物芸能人が一堂に会したあの番組が映し出したのは、いわば、一つの「時代の終わり」だった。 30年以上にわたって偉大なるマンネリを守り続けた『いいとも!』は、いつの間にか、多くの人達にとって当たり前の日常
異端だったからこそ、国民的アイドルになれた 一方、評論家の矢野利裕は『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)を著した。こちらは50年を超えるジャニーズの歴史を「アメリカと日本」という関係性から紐解く一冊だ。 初代ジャニーズ、フォーリーブス、たのきんトリオ、シブがき隊、光GENJI、SMAP、嵐など、ジャニーズ事務所が生み出してきた数々のタレントを、あくまでその音楽性に真正面から光を当てることで位置づける。 『ジャニーズと日本』の物語は終戦後、ジャニー喜多川が敗戦国である日本に「アメリカ人」としてやってきたことから始まる。ロサンゼルスに生まれ、アメリカで育った彼は、50年代の在日アメリカ軍施設「ワシントンハイツ」(現在の代々木公園一帯)に少年たちを集めて野球を教えていた。その「ジャニーズ少年野球団」が、初代ジャニーズの母体となった。 ジャニー喜多川が『ウエスト・サイド物語』をきっかけに芸能業界
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