ブックマーク / realsound.jp (497)

  • 海外で進む「音楽のファンド化」の背景 サブスク時代の権利・収益分配について正しく理解する

    デジタル時代に突入し、海外で進む「音楽のファンド化」 楽曲の権利に投資マネーが流れ込んでいる。デジタルな音楽配信サービスの普及で著作権使用料からの収益が予測しやすくなり、著名なアーティストや音楽レーベルだけでなく、投資ファンドが参加する形で市場規模は3兆円に育つ。日でも音楽著作権に投資する専門ファンドが登場。デジタル化が遅れる日音楽業界の活性化につながる可能性もありそうだ。(※1) 日経新聞にこんな記事がありました。音楽ビジネスの新たな潮流を的確に捉えた良記事だと思います。この記事で紹介されているスウェーデンのPophouseという音楽ファンドの会社はABBAのマネージャー、パー・スンディンとEQTという北欧最大のプライベートエクイティ(PE)ファンドの創業者、コニー・ジョンソンの二人でつくった会社です。未上場株式への投資を行うPEという新たな投資領域を成功に導いた金融マンと、世界的

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    shiba-710 2024/06/05
  • 舐達麻がBAD HOPに仕掛けたビーフはなぜここまで大規模に? 両者のスタイルをあらためて検証

    舐達麻が、新曲「FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD」を12月1日にリリースした。 楽曲の内容はBAD HOPへのディスではありつつも、詩的なリリックやHIPHOPにおけるサンプリング、ビーフといった文化を反映しており、舐達麻の音楽性とラッパー/アーティストとしてのスタイルを物語っている。 YouTubeに投稿された同曲のMVは、投稿から2週間以上が経過した12月19日現在は600万再生を記録しており、急上昇カテゴリでは公開から数日経っても1位をキープ。また、Instagramでは同曲を使用したリールが数多く投稿されているなど、HIPHOPシーン外からも異例の注目を集めている状況だ。 FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD / 舐達麻(prod. GREEN ASSASSIN DOLLAR & 7SEEDS) なぜ両者はぶつかり合うことになったのか。真に理

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    shiba-710 2023/12/20
  • YOASOBIはなぜ時代の象徴になり得たのか? 日本初のビリオン再生、国内外での大規模ライブ……前人未到を更新する歩み

    YOASOBIはなぜ時代の象徴になり得たのか? 日初のビリオン再生、国内外での大規模ライブ……前人未到を更新する歩み 2020年代の音楽シーンの“主役”は、YOASOBIだ。 そう言い切れるだけの現象を、YOASOBIは巻き起こしてきた。ヒットチャートを席巻し、海外でも支持を広げ、J-POPの新しいスタンダードを作り上げてきた。特に今年の快進撃は目覚ましく、「アイドル」は2023年を代表する1曲となり、9月に放送を開始したTVアニメ『葬送のフリーレン』(日テレビ系)オープニングテーマの「勇者」も早速オリコン週間デジタルシングルランキングで初登場1位を獲得。YOASOBIにとって通算13作目の1位となった。 10月4日にリリースされた3rd EP『THE BOOK 3』は前作から約1年10カ月にわたるその足跡をまとめた1枚だ。リリースを機に、改めて「小説音楽にするユニット」YOASOB

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    shiba-710 2023/10/13
  • くるり×田中宗一郎が語り合う『感覚は道標』が2023年に生まれた意味 オリジナル編成で見出した“原点回帰ではない新しさ”

    くるり、14枚目のアルバム『感覚は道標』(10月4日発売)は、バンド結成時のドラマー・森信行を迎えて、オリジナル編成で制作された作品である。その制作過程を追いかけたバンド初のドキュメンタリー映画『くるりのえいが』 の公開も10月13日に迫る中、リアルサウンドでは前回(※1)に引き続き、くるりと音楽評論家・田中宗一郎による対談をセッティング。メンバー3人での再集結の経緯に始まり、スタジオ選び、サウンドやリズム、楽曲構造、歌詞……など、多方面から『感覚は道標』という作品を捉えていく。(編集部) 偶然と時の流れが実現させた、くるりのオリジナルメンバー再集結 ――今回、どんな経緯によってオリジナルメンバー3人でアルバムを作ることになったのでしょうか? 岸田繁(以下、岸田):今回が初めてじゃなく、これまでも何度か一緒にやっていたんですよ。イベントでリユニオン的にライブに出てもらったり、2回くらいプリ

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    shiba-710 2023/10/06
  • くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷

    くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷 くるりの新作『愛の太陽 EP』が3月1日にリリースされた。映画やドラマのタイアップ曲を中心に、歌に重点を置いた6曲がパッケージされた同作は、岸田繁(Vo/Gt)曰く「全曲普通にいい曲よね」と思える楽曲がEPになるという、くるりとしては珍しいリリース形態。そんな作品性ゆえ、“聴き手に寄り添うくるり”と、“実験精神に溢れたくるり”という二面性に今一度思いを馳せたくなると同時に、特にこの10年のくるりのディスコグラフィと並べて聴いても違った感触を得られるEPと言えるだろう。 今回リアルサウンドでは、くるりの岸田、佐藤征史(Ba)と、初期から彼らの作品を追ってきた音楽評論家・田中宗一郎の鼎談をセッティング。アルバム『天才の愛』(2021年)を経て今作に繋がるモードを紐解いていくうちに

    くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷
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    shiba-710 2023/03/03
  • 日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる

    先週末の動員ランキングは、『ONE PIECE FILM RED』が土日2日間で動員9万人、興収1億2300万円をあげて13週目の1位となった。11月6日までに累計動員は1301万人、累計興収180億円を突破しているが、ギョッとするのは週末の数字だ。興収1億2300万円で1位。これは、首位の週末興収としてはコロナ禍前までの水準だと年間でも最低レベルの数字である。 そのことを踏まえずに、今週末の日全国のシネコンのスクリーンが新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』にほぼ占拠されることを批判しても仕方がない。8月以降、新作では最終興収30億円の大台にギリギリ届きそうな『沈黙のパレード』をほとんど唯一の例外として、『ONE PIECE FILM RED』におんぶに抱っこ状態だった国内の映画興行。『すずめの戸締まり』は待ちに待った「大ヒットが約束された作品」なのだ。そこでもし観客を取りこぼすようなこ

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    shiba-710 2022/11/11
  • Ado、『ONE PIECE FILM RED』劇中曲のヒットチャート独占を紐解く3つのポイント ウタを通して発揮された歌声の真価

    Ado、『ONE PIECE FILM RED』劇中曲のヒットチャート独占を紐解く3つのポイント ウタを通して発揮された歌声の真価 Adoが、国内外のヒットチャートを席巻している。アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』に登場する歌姫・ウタの歌唱キャストを担当しているAdo。8月10日には主題歌&劇中歌の7曲を収録したアルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』がリリースされ、この作品が公開20日で興行収入100億円を突破した映画と共に記録的なヒットとなっている。 主題歌「新時代」は、Apple MusicやSpotifyなど国内のストリーミングチャートで軒並み1位を記録し、8月26日時点で各種国内チャート79冠を達成。一時はビヨンセなど海外の名だたるアーティストをおさえてApple Musicのグローバルチャートでも1位を獲得するなど、その勢いは大きく広まっている

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    shiba-710 2022/09/04
  • 栗原裕一郎×大谷能生×南波一海が語る、音楽批評の現在地 「内容を薦めるのと、好きだから拡散するというのは違う」

    栗原裕一郎と大谷能生による共著『ニッポンの音楽批評150年100冊』(立東舎)は、明治初年前後から令和初頭までのおよそ150年のあいだに、日において「音楽」がどのように記述され、語られてきたのか、音楽批評の歴史的変遷を辿った一冊だ。 1876年から2025年までを30年ずつに区切り、その「通史」を描きだすとともに、その時代に出版された代表的な「音楽」について解説した書は、インターネットの興隆によって音楽を巡る状況が著しく変化し、批評そのものの是非が問われている昨今にこそ参照したいである。リアルサウンド ブックでは、著者の栗原裕一郎と大谷能生に加え、書で音楽批評の最前線にいると紹介される南波一海を招いた鼎談を行った。(編集部) 『ニッポンの音楽批評150年100冊』(立東舎) 南波:改めて栗原さんと大谷さんが著を著した経緯を教えてください。 栗原:2013年にイベント『ニッポン

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    shiba-710 2022/03/19
  • 宇野維正の「2021年 年間ベスト映画TOP10」 エサを巣に運ぶ親鳥を待つだけのヒナとなるなかれ

    リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2021年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、アニメの4つのカテゴリーに分け、映画の場合は、2021年に日で公開された(Netflixオリジナルなど配信映画含む)洋邦の作品から、執筆者が独自の観点で10作品をセレクトする。第15回の選者は、映画音楽ジャーナリストの宇野維正。(編集部) 1.『DUNE/デューン 砂の惑星』 2.『イン・ザ・ハイツ』 3.『すべてが変わった日』 4.『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』 5.『ドント・ルック・アップ』 6.『プロミシング・ヤング・ウーマン』 7.『最後の決闘裁判』 8.『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』 9.『21ブリッジ』 10.『レット・ゼム・オール・トーク』 年の瀬に突然届いたジャン=マルク・ヴァレの訃報に打ちひしがれている。彼が『ビ

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    shiba-710 2022/01/01
  • 『テスカトリポカ』佐藤究×『ルポ 川崎』磯部涼 特別対談 川崎の〝流れ者〟たちが描く世界地図

    佐藤究『テスカトリポカ』(KADOKAWA) 作家の佐藤究氏とライターの磯部涼氏の特別対談をお届けする。佐藤氏は今年山周五郎賞と直木賞を受賞したクライムノベル『テスカトリポカ』(KADOKAWA)で、川崎やメキシコなどを舞台に、麻薬密売や臓器ビジネスの世界の抗争をスリリングに描いた。 ライターの磯部涼氏は、川崎の若者の貧困、ドラッグ、ヒップホップ文化などを鋭い視点から取材した『ルポ 川崎』(サイゾー)を2017年に発表し、第17回新潮ドキュメント賞の候補作に。音楽ファンだけでなく幅広い層の話題を呼び、今年には文庫化(新潮社)して刊行された。 実は今回が初対面だというお二人が顔を合わせたのは、磯部氏が勧める、川崎区のコリアンタウン・桜にあるペルー料理店「EL carbon」(https://elcarbon.jp/)で、川崎に魅了される理由やノンフィクションとフィクションの交点などについ

    『テスカトリポカ』佐藤究×『ルポ 川崎』磯部涼 特別対談 川崎の〝流れ者〟たちが描く世界地図
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    shiba-710 2021/12/31
  • buzzG×柴那典が語り合う「歌詞表現が美しいボーカロイド楽曲」

    4月24日・25日の2日間、ボーカロイド文化の祭典『The VOCALOID Collection~2021 Spring~』が開催される。昨年12月に産声を上げ、“ボカロ”というカルチャーが大きく花開いたプラットフォーム=ニコニコ動画をはじめ、ネット会場/リアル会場を問わず、すべてのクリエイターとユーザー&リスナーを巻き込んで大きく盛り上がった「ボカコレ」。その第二弾となる「2021 Spring」の開催を前に、2009年よりバンドサウンドを基調にした数々の名曲を送り出してきたbuzzGと、『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』の著者で、シーンを深く分析してきた音楽ジャーナリスト・柴 那典氏による特別対談をお送りする。 二人には「歌詞表現が美しいボーカロイド楽曲」をテーマに、それぞれプレイリストを作成してもらった。ボーカロイド楽曲ならではの尖った表現がなされた楽曲から、クリエイターの思いが

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    shiba-710 2021/04/10
  • SF&ホラーの古典を批判的に愛すること 『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』の新しさを宇野維正が読み解く

    『ゲット・アウト』と『アス』の連続大ヒットで時の人となったジョーダン・ピール監督と、『LOST』や『ウエストワールド』といった大ヒット・テレビシリーズを送り出し、『スター・ウォーズ』や『スター・トレック』のリブートでもお馴染みのJ・J・エイブラムス。片やホラーのジャンルにこだわりながら人種差別をはじめとする社会問題への鋭い視点を提供し続けている俊英、片や言わずと知れたハリウッドのSF番長。そんな「混ぜるな危険」な2人がエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねているのが、HBOのテレビシリーズ『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』(以下、『ラヴクラフトカントリー』)だ。 『ラヴクラフトカントリー』の「ラヴクラフト」とは、アメリカのホラー小説SF小説の世界に多大なる影響を与えてきた伝説的な小説家、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトのこと。生前のラヴクラフトは主にパルプ小説誌への投稿やゴース

    SF&ホラーの古典を批判的に愛すること 『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』の新しさを宇野維正が読み解く
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    shiba-710 2020/11/15
  • ヒトリエというバンドの終わらない物語ーー柴那典がベストアルバム『4』を“起承転結”で辿る

    wowakaの突然の死から1年4カ月。ヒトリエがベストアルバム『4』をリリースする。 バンドにとって初のベストアルバムとなる『4』は、CD2枚組に全27曲を収録し、2012年からの7年間の軌跡を辿る作品だ。このベスト盤がどういう位置づけなのか。それを最も雄弁に象徴しているのは、リリースによせたメンバーのコメントだろう。 「最初に言わなければいけないのは、来であれば今はヒトリエの『ベストアルバム』が出るはずのタイミングではなかっただろうということです。ただそれ以上に言いたいのは、とはいえこの作品を不意にリリースするということでは全くないということ。僕らに出来るのは、ヒトリエの作ってきた音楽を、もしくはヒトリエそのものを、これからも伝え続けること、今まで届けられていなかった人にさえ伝わるように生きることだけです」(イガラシ) 「今尚ヒトリエを聴いてくれてる人達も今一度僕達の足跡を辿ってみて

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    shiba-710 2020/08/19
  • KREVA、“新たなライブ様式”に向けた粋な試みの数々 ストリーミングライブ『①(マルイチ)』レポート

    KREVA、“新たなライブ様式”に向けた粋な試みの数々 ストリーミングライブ『①(マルイチ)』レポート 6月24日、KREVAがストリーミングライブ『①(マルイチ)』を開催した。 全国ホール&アリーナツアー『KREVA CONCERT TOUR 2019-2020『敵がいない国』』は新型コロナウイルス感染拡大防止のため無期限延期。来なら横浜アリーナ公演が行われていたはずのこの日に行われたのが、新ライブ配信サービス「Thumva(サムバ)」のこけら落とし公演となったこのライブだ。 「Thumva」とは、株式会社フェイスが立ち上げたライブ配信のプラットフォーム。各社が同様のライブ配信サービスをスタートさせているが、「Thumva」の大きな特徴は、「グループ視聴」という機能にある。このモードに入ると、メインのライブ配信画面の下にリモート会議のように参加メンバーの顔を映した小さな画面が並び、8名

    KREVA、“新たなライブ様式”に向けた粋な試みの数々 ストリーミングライブ『①(マルイチ)』レポート
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    shiba-710 2020/06/29
  • MIYAVIが考える、リアルとバーチャルが共存するポストコロナへの展望 「何をもって“人”なのかもう一度問われることになる」

    MIYAVIが考える、リアルとバーチャルが共存するポストコロナへの展望 「何をもって“人”なのかもう一度問われることになる」 ポストコロナにおける新たな音楽表現はどうあるべきか。 その問いに意欲的に取り組んでいるアーティストの一人がMIYAVIだ。“サムライギタリスト”として国内外に支持を広げ、俳優、そしてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)親善大使としてもワールドワイドな活躍を繰り広げてきた彼。4月22日にLDH JAPAN移籍後初のニューアルバム『Holy Nights』をリリースし、前後して新たな試みを次々と打ち出してきた。 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下で外出自粛が求められた“ステイホーム”な状況においては、自宅からほぼ毎日家族と共にInstagramにて“ファミリーライブ”を配信。『スッキリ』(日テレビ系)や『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演するなど家

    MIYAVIが考える、リアルとバーチャルが共存するポストコロナへの展望 「何をもって“人”なのかもう一度問われることになる」
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    shiba-710 2020/06/25
  • 福嶋亮大が語る、パンデミック以降の倫理と表現 「隣人愛という概念は、改めて注目すべき」

    仏作家アルベール・カミュが1947年に発表した小説『ペスト』に再び注目が集まるなど、新型コロナウイルスの影響で書籍の消費動向にも様々な変化が生まれている。しかしながら、『復興文化論』『ウルトラマンと戦後サブカルチャーの風景』『百年の批評』などの著作で知られる気鋭の文芸批評家・福嶋亮大は、今回のパンデミックによる文化の内在的な変化はマイルドなものに留まると予想している。その一方で、各国のコロナ対策によって管理社会が到来することへの危惧から、キリスト教の「隣人愛」という概念に着目しているとのことだ。その真意とはいかなるものか。古今の書籍を参照に挙げながら、現状の認識を語ってもらった。(編集部) 新型コロナウイルスには表象的な貧しさがある ーー新型コロナウイルスは多方面にさまざまな影響を与えています。文化に対してはどのような影響が出ると考えていますか。 福嶋:今回のパンデミックは経済的・政治的に

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    shiba-710 2020/05/22
  • ようやく再開に向けて動き始めた映画興行 「平常化」の前に映画ファンができること

    映画ファンの一人としてできることは、ミニシアターのクラウドファンディングのような民間の相互扶助だけではない。大きな不安の中で5月や6月の公開日を掲げ続けてきた新作、そして未だ公開日を発表することもできない新作、それらの作品が公開された時に映画館に足を運ぶことこそが、映画館だけでなく、小さな配給会社や小さな宣伝会社、そして個人で映画の配給や宣伝の仕事をしている人たちへのサポートとなる。 ■宇野維正 映画音楽ジャーナリスト。「装苑」「GLOW」「メルカリマガジン」などで対談や批評やコラムを連載中。著書『1998年の宇多田ヒカル』(新潮社)、『くるりのこと』(新潮社)、『小沢健二の帰還』(岩波書店)、『日本代表とMr.Children』(ソル・メディア)。最新刊『2010s』(新潮社)発売中。Twitter ■公開情報 『映画ドラえもん のび太の新恐竜』 8月7日(金)全国東宝系にてロードショ

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    shiba-710 2020/05/08
  • 僕がヒップホップであなたたちがヒップホップーーMoment Joonが到達した境地と“言葉”に対する強い思い

    Moment Joonのニューアルバム『Passport & Garçon』は、10年前にソウルから来日し日を「ホーム」として生活・活動する一人の若いラッパーの、壮大な自叙伝ともいえる作品だ。昨年の『Immigration EP』を前哨戦とし、この2年間のMomentの思いをすべて込めたトータルアルバム。Moment自身が「日でいちばんヒップホップ的なアルバム」と豪語するこの作品の背景には何があるのか、また「移民」としてのMomentに「ホーム」はどう見えているのか、話を聞いた。(野間易通) もうラップ・ゲームはやらない Moment Joon『Passport & Garçon』 ーー『Passport & Garçon』の2曲めに入っている「KACHITORU」では、〈井口堂の永住権〉というフレーズが衝撃的でした。日の永住権でも大阪の永住権でもなく、井口堂。Momentさんは常々

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    shiba-710 2020/04/24
  • アユニ・D×田渕ひさ子×松隈ケンタが語る、PEDROに起こった変化ーー“音楽“がアユニの居場所になった理由

    アユニ・D×田渕ひさ子×松隈ケンタが語る、PEDROに起こった変化ーー“音楽“がアユニの居場所になった理由 BiSHのアユニ・Dによるソロバンドプロジェクト、PEDROが4月29日にEP『衝動人間倶楽部』をリリースする。 筆者は2018年の初ライブから目撃してきた人間なのだが、痛感しているのはアユニ・Dの大きな変化とミュージシャンとしての成長だ。サポートメンバーに迎えた田渕ひさ子(Gt)との出会いを経て、大袈裟じゃなく「音楽の中に自分の居場所を見つけた」という感じなのだと思う。そして、昨年8月にリリースした1stアルバム『THUMB SUCKER』と全国ツアー『DOG IN CLASSROOM TOUR』を経て、PEDRO自体も「BiSHのメンバーソロ企画」というよりは「バンド」としての躍動感を持ち始めている。 一体PEDROに、アユニ・Dに何が起こっているのか。松隈ケンタ、田渕ひさ子、ア

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    shiba-710 2020/04/10
  • あさぎーにょ、WEAKEND WALKER、Vaundy……YouTube活用で注目高まる次世代表現者

    あさぎーにょ、WEAKEND WALKER、Vaundy……YouTube活用で注目高まる次世代表現者 新しい音楽を知るきっかけがYouTubeからであることが増えた昨今。映像必須の楽曲表現にいかにこだわるかがヒットの要素として見逃せなくなった。表現者サイドの注目ポイントは、いかにしてYouTube上の“次の動画”としてレコメンドされていくかが大事な時代だ。このレコメンドこそがファン予備群であるリスナーと楽曲との接点となるのだ。パソコン上では右側に、スマホ上では下に表示される独自のアルゴリズムによって提案されるオススメ枠。あなたもYouTube“次の動画”から新しいアーティストとの出会いに感動したことはないだろうか。 そんななか、Eve、ずっと真夜中でいいのに。、秋山黄色、YOASOBIなどのアーティストに顕著なように、イラストと連動したミュージックビデオの存在に注目が集まっている。イラス

    あさぎーにょ、WEAKEND WALKER、Vaundy……YouTube活用で注目高まる次世代表現者
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    shiba-710 2020/01/23