ブックマーク / www.webchikuma.jp (11)

  • 第10回 「自分の言葉で話す」って難しい|十代を生き延びる 安心な僕らのレジスタンス|鳥羽 和久|webちくま(1/2)

    寺子屋ネット福岡の代表として、小学生から高校生まで多くの十代の子供たちと関わってきた鳥羽和久さんの連載第10回。自分で考えているつもりになってませんか? この連載は大幅に加筆し構成し直して、『君は君の人生の主役になれ』(ちくまプリマー新書)として刊行されています。 刊行1年を機に、多くの方々に読んでいただきたいと思い、再掲載いたします。 自分の思考って? 数日前に、小論文が書けないと相談をしてきた高3のRさんが「自分の思考を言葉にできないんです」と言ったので、私はとっさに「自分の思考って何?」と尋ねてみたのですが、彼女は「うーん」と考え込んだきり、何も言えなくなってしまいました。 このとき私は「自分の思考を言葉にできない」と言ったばかりの彼女に対して「自分の思考って何?」と言葉で答えさせようとしていたわけで、そんなの答えられないに決まってるんですが、ここで私が尋ねたかったのは、いまRさんが

    第10回 「自分の言葉で話す」って難しい|十代を生き延びる 安心な僕らのレジスタンス|鳥羽 和久|webちくま(1/2)
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    shiba-710 2021/11/12
  • 最終回 パンデミックとアメリカ音楽|アメリカ音楽の新しい地図|大和田 俊之|webちくま(1/3)

    トランプ後のアメリカ音楽はいかなる変貌を遂げるのか――。激変するアメリカ音楽の最新事情を追い、21世紀の文化政治の新たな地図を描き出す! 2020年、COVID-19(coronavirus disease 2019)と名付けられた感染症が世界を席巻した。アメリカでは3月に入ってから症例数が急増し、多くの州で緊急事態宣言が発せられた。一日あたりの感染者数も4月中旬の3万人台を第一波のピークに6月には2万人前後にまで減少したものの、7月下旬に7万人近くまで増加すると秋口に微減したのちに11月以降さらに急増し、2021年1月には1日の感染者数が30万人に到達した。もちろん、検査数が一定ではないので感染者数のみを比較してもあまり意味はないが、新型コロナウィルス感染症によるアメリカ合衆国の死者は2021年2月7日の時点で46万人を超えており、このパンデミックの被害をもっとも大きく受けた国のひとつ

    最終回 パンデミックとアメリカ音楽|アメリカ音楽の新しい地図|大和田 俊之|webちくま(1/3)
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    shiba-710 2021/02/09
  • round.5 平成31年度東京大学学部入学式 祝辞(上野千鶴子)|フェミニスト両手ぶらり旅|金田 淳子|webちくま

    漫画・アニメ・小説ゲーム……さまざまな文化表象に、萌えジャージにBLTシャツの粋なフェミニストが両手ぶらりで挑みます。うなれ、必殺クロスカウンター!! (バナーイラスト・題字:竹内佐千子) 今回の「フェミニスト両手ぶらり旅」の題材は、私がそれなりに知っている人(恩師)の発言なので、厳密には「両手ぶらり」(ノーガード)で挑んでいるわけではない。 とはいえ、私は上野千鶴子ゼミでは他の追随を許さぬ不良学生(※不良債権という意味)だったので、面目なくて数年間お会いできていない。ここ半年間に至っては、「刃牙」シリーズという、上野先生が一生ぜったいに読まないであろう格闘マンガのことしか考えられない廃人になっている。 そういうわけで、上野先生が今年の東大の新入生に対して祝辞を述べ、それが話題になっているというニュースは、私にとってなにか「急に内側に入って来た」という感じがあった。 さっそく祝辞のページ

    round.5 平成31年度東京大学学部入学式 祝辞(上野千鶴子)|フェミニスト両手ぶらり旅|金田 淳子|webちくま
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    shiba-710 2019/04/25
  • 4.音楽メディアとランキング・システム|アメリカ音楽の新しい地図|大和田 俊之|webちくま(1/4)

    トランプ後のアメリカ音楽はいかなる変貌を遂げるのか――。激変するアメリカ音楽の最新事情を追い、21世紀の文化政治の新たな地図を描き出す! 2013年のビルボード・チャートにはちょっとした異変が起きていた。 一年間を通して、黒人ミュージシャンが一度も総合チャート(Hot 100)のトップに上がらなかったのだ。試みにチャートを確認してみると、この年に首位を獲得したアクトはブルーノ・マーズ、マックルモア&ライアン・ルイス 、バウアー、ピンク、ロビン・シック、ケイティー・ペリー、マイリー・サイラス、ロード、エミネムであり、たしかにアフリカ系のミュージシャンは含まれていない(1)。 もちろん、ロビン・シックの「ブラード・ラインズ」にファレルがフィーチャーされており、エミネムの曲にリアーナが客演しているように黒人シンガーがまったく関係していないわけではない。だが、ビルボードの総合チャートを制覇したメ

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    shiba-710 2019/04/10
  • 【第49回】人が死ぬこと|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま

    西城秀樹が死んだ。六十三歳だった――というニュースを聞いたら、朝丘雪路が死んだ、星由里子が死んだというニュースも続いて、テレビの『徹子の部屋』は追悼番組が立て続けになった。なんでこんなに人が死ぬんだろうと思ったら、平成三十年の五月は、平成が終わる「最後の一年」に突入した時期だった。今上天皇の退位はあらかじめ決まっていて、なんとなく平成は自動的に終わるもんだと思っていたけれど、人が立て続けに死んで行くニュースに接して、改めて「あ、一つの時代が終わるんだ」と思った。 七年前、東日大震災が起こった二〇一一年にも人が死んだ。有名人が立て続けに死んだというのではなくて、年老いた親の世代が死んで行った。私の父親が死んだ。友人の父親、あるいは母親が死んだ。やたらと葬式の通知、年賀状辞退の通知が届いた。「なんか、今年葬式多くない?」と友達に言ったら、「多いよね」という答が返って来た。 意外と人は「時代の

    【第49回】人が死ぬこと|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま
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    shiba-710 2019/01/30
    “平成の三十年は不思議な時間だ。多くの人があまり年を取らない。たいしたことのない芸能人が、古くからいるという理由だけで「大御所」と呼ばれる。年を取らず、成熟もしない。昔の時間だけがただ続いている。”
  • 影のない時代にさらされて|PR誌「ちくま」特別寄稿エッセイ|さやわか|webちくま

    ポピュラー音楽の話。日のサブカルチャー界隈ではここしばらく、ヒップホップが流行っていると言われている。しかし僕はこの説が嫌いだ。 なぜなら、いま世界的に流行しているのはヒップホップではなく、R&Bだからである。ヒップホップはR&Bの一大潮流の中で、いわば間借りしてるような形で、活況を見せているにすぎないのではないか。 何のこっちゃわからん、という読者もいるだろう。たしかに音楽ジャンルの話はややこしい。以下で説明できるだろうか。 まず、ごく簡単に言うとかつてR&Bというのは、リズム・アンド・ブルースという黒人音楽を略した言葉だった。しかし特に九〇年代からはリズム感の洗練された楽曲やボーカルを活かした黒人音楽を全般的にR&Bと呼ぶようになる。そして近年、この楽曲の洗練性は電子音楽なんかの先進志向と結びついて、今やR&Bはポピュラー音楽全般をカバーしながらその最先端をいくようになっている、とい

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    shiba-710 2017/09/07
  • 第5回 「ちょっと待てよ。人の話を簡単に信じるな」若林恵さん:前編|考える達人|webちくま

    予防医学研究者の石川善樹が、これからの時代を生き抜くためには何をどう考えることが必要かを、9人の賢人と会って話し合う。 必要な能力として、直観・論理・大局観、ジャンルをアカデミック・ビジネス・カルチャーに分け、それぞれの交わるところの達人に お話をうかがっていく連載。3人目のゲストは、「直観×カルチャー」の賢者、若林恵さん。「自分の敵は、経済の倫理 。指標は一つではない」というカルチャーの番人が、石川さんをどきっとさせます。 若林恵(わかばやし・けい) 日版『Wired』編集長。1971年生まれ。フリーエディタ ー/ライター。平凡社『月刊太陽』編集部を経て2000年に独立。カルチャー雑誌で記事の編集、執筆に携わるほか、書籍・展覧会カタログの企画・編集も数多く手がける。音楽ジャーナリストとして音楽誌に寄稿するほか、ライナーノーツの執筆、音楽レーベルのコンサルティングなども行う。2011年よ

    第5回 「ちょっと待てよ。人の話を簡単に信じるな」若林恵さん:前編|考える達人|webちくま
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    shiba-710 2017/08/30
  • 3.ヒップホップにおけるアフロ=アジア|アメリカ音楽の新しい地図|大和田 俊之|webちくま(1/4)

    トランプ後のアメリカ音楽はいかなる変貌を遂げるのか――。激変するアメリカ音楽の最新事情を追い、21世紀の文化政治の新たな地図を描き出す! 2016年2月25日に開催された第88回アカデミー賞授賞式は緊張感に包まれていた。前年に各賞のノミニーが発表された際、主要俳優部門の候補者がすべて白人であることが明らかになったのだ。しかもそれは二年連続のことであり、あまりに白人至上主義的なアカデミー賞の姿勢に対する抗議行動が「オスカー・ソー・ホワイト」のハッシュタグとともに顕在化した。スパイク・リーやジェイダ・ピンケット・スミス&ウィル・スミス夫は授賞式への欠席を宣言し、最優秀オリジナル・ソング賞にノミネートされたイギリス人ミュージシャン、アノーニも──彼女はトランスジェンダーとして知られている──同じカテゴリーの候補者のうち自分だけ招待されなかったとして式のボイコットをアナウンスした。 授賞式当日

    3.ヒップホップにおけるアフロ=アジア|アメリカ音楽の新しい地図|大和田 俊之|webちくま(1/4)
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    shiba-710 2017/07/29
  • 第1回ブラジルの手話教室(を想起するまで)|宇宙のランチ|荒内 佑|webちくま

    今、注目のバンドceroのメンバーとして多くの楽曲で作曲、作詞を手がける荒内佑が、<日常>とそこに流れる音楽の話を綴る初めての連載が「webちくま」にてスタート。毎月1回、第4水曜日の更新です。 手話ニュースが好きだ。特に深い意味はない。BGMがなく、キャスターの私見もなく、余計な編集が施されていないので分かりやすいから、というシンプルな理由だ。それに手話をほとんどポルトガル語程度しか解さない自分は(「こんにちは」と「ありがとう」のみ)ニュースの内容に照らし合わせ気合いで解読してみる。あの手の動きに言語が埋め込まれている、という魔法めいた感慨を抱くのは、手話を操る人にとって心外なことだろうか。それはジャズメンのソロ演奏に感情的な賞賛しか送らない批評家の態度に似ている気がする。 そんな折り、手話ニュースを見ていたらこんなトピックがあった。<○○機関のアンケートによれば、昨今、若者はメールやL

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    shiba-710 2016/10/30
  • 「リベラルはどこがダメか」を検証する(斎藤美奈子)|世の中ラボ 第75回|webちくま

    ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。PR誌「ちくま」7月号より転載 七月一〇日に投開票が行われる参院選。与党の自民公明を含め、改憲勢力が三分の二以上の議席を占めれば、憲法公布以来はじめて憲法改正が発議される可能性がでてきた。 野党側もさすがに危機感を覚え、全国のすべての一人区に、民進党、共産党、社民党、生活の党の四党の統一候補を立てる野党連合が成立した。共闘の音頭をとったのは共産党。これまで必ず独自候補を立ててきた共産党の譲歩は喝采すべきだ。安倍政治はもうたくさん。私も野党側に勝ってほしいと切に願っている。 なんだけど、ほんとに勝てるかとなると「今度もダメなんちゃう?」という疑念も禁じ得ない。疑念というか半ば確信だな。

    「リベラルはどこがダメか」を検証する(斎藤美奈子)|世の中ラボ 第75回|webちくま
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    shiba-710 2016/07/15
  • webちくま「1995年 国際情勢」速水健朗

    ためし読み 2024/10/2 山下慎一 「働かざる者うべからず」を問いなおす 『社会保障のどこが問題か―「勤労の義務」という呪縛』ためし読み

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    shiba-710 2015/08/08
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