地域通貨という言葉を聞いたことがありますか? ある地域やコミュニティーの中だけで、限定して使う通貨のことです。日本ではまだ一般的ではありませんが、それでも500以上の地域で使われています。一方、海外では多く使われていて、イギリスやオーストラリアなどのLETS、アメリカのイサカアワー、カナダのトロントダラー、フランスのSEL、アルゼンチンの交換クラブ、ドイツの交換リングなどなど。また、スイスのWIR銀行、北欧のJAK銀行、バングラディッシュのグラミン銀行なども含むことができるでしょう。 地域通貨は、経済の状況が悪くなると、さまざまな場所で使われるようになります。その運用に成功しているところもそうでないところもありますが、国や公共のサービスがうまく機能しなくなったときに、自分や仲間で身を守っていく「自立」への本能的な動きとも言えそうです。 地域通貨の種類 通貨の種類は、小切手型・通帳型・紙幣型