米Facebook傘下のメッセージングアプリケーション「WhatsApp」は現地時間2016年4月5日、同サービスの完全暗号化を発表した。最新バージョンのWhatsAppでエンドツーエンドの暗号化を標準実装する。 すべてのテキストメッセージ、写真、動画、ファイル、音声メッセージは暗号化されて送られ、受け取った人およびグループだけが閲覧および視聴できる。「サイバー犯罪者も、ハッカーも、圧政的政権も、我々でさえもメッセージの内容を見ることはできない」としている。 さらにWhatsAppは、「暗号化は、新たなデジタル時代において、政府、企業そして個人が安全とセキュリティを推進する上で最も重要なツールの1つだ。近頃、暗号化サービスと法執行機関の任務について多くの議論が交わされている。人々の安全を守るために法執行機関が重要な役割を担っていることは理解しているが、暗号化を弱める取り組みは、人々の個人情