第1回の「総トラフィックは約880Gビット/秒,3年間で約2倍に」では,ここ数年の日本のインターネット・トラフィック量の変遷を概観した。今回は増加を続けるトラフィックの内容について,詳しく見ていこう。数年前にWinnyをはじめとするP2Pファイル共有ソフトの利用が流行し,日本のインターネット・トラフィックが爆発的に増加したことを覚えている人も多いだろう。2003年ころのあるISP(インターネット・サービス・プロバイダ)のデータを参照すると「総トラフィックの約75%をP2Pトラフィックが占めていた」(総務省総合通信基盤局 電気通信事業部データ通信課の大西公一郎課長補佐)例もあるという。 現在でもP2Pがインターネット・トラフィックの多くを占めている点は変わっていない。日本インターネットプロバイダー協会が公開しているデータ(参考資料)によると,ある大手ISPでは2008年4月時点でダウンロード
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